第168回 日産 ジューク(現行型) 【おいしい中古車】
2011/03/11
■スポーツカーとSUVを融合させたニューカマー
セダンやクーペ、SUVなど、車にはさまざまなボディタイプがあります。セダンとクーペはドアが4枚か2枚かなど近いものがありますが、クーペとSUVは全然別物です。しかし、その2つを融合させたコンパクトスポーツクロスオーバー、日産のジュークが早くも狙い目な価格になっています。個性的なスタイリングが目を惹く日産ジュークが登場したのは、2010年6月のこと。「これまでにないコンパクトカーの新しいスタイル」を提案することを目的として開発されたジュークは、コンパクトスポーツの俊敏さにSUVの力強さや安心感といった、それぞれがもつ魅力を結合させた今までにない車として登場しています。
エクステリアはタフさと俊敏さを結合したデザインとなっており、大きな丸型ヘッドランプと、フロントコンビランプが先鋭的で堂々とした表情を演出(左右)
今までなかったのは、コンセプトだけではありません。燃料噴射を1シリンダー当たり2本のインジェクターで行い、燃料効率を安定させるデュアルインジェクターを、量産エンジンとして世界で初めて採用したのもジュークなのです。
ミッションに関しても、CVTに副変速機(2段変速)を組み合わせた新しい構造のものを採用したことで、レスポンスの良い発進加速と高速走行時の静粛性の向上を実現しています。また、副変速機の採用は、大幅な小型軽量化にもつながり、従来のCVTに対してフリクションを約30%低減させるなど、燃費の向上にも一役買っています。
センタークラスターに配置された「インテリジェントコントロールディスプレイ(15RXに標準装備)」も新開発。これはエアコンの操作に加えドライブモードが選択でき、ノーマル、スポーツ、エコの3種類からチョイスすることができます。
エンジンは直4の1.5Lエンジン(NA)を基本に、現在は1.6Lターボエンジンもラインナップ。4WDは、その1.6Lターボエンジンを搭載したモデルにのみ設定されており、ミッションは全車CVTとなっています。
インテリアは車との一体感が感じられるスポーティな室内空間を演出(左・中) インテリジェントコントロールディスプレイは、走行モードも選択可能(右)
■早くも50万円近く安い中古車も登場!
さて、そんな個性あふれるジュークですが、これだけ独創的なスタイルをしていると、好き嫌いがハッキリ分かれるのか、中古車市場では早くも狙い目の中古車が出てきています。例えば、新車価格179.1万円の15RX。これの走行距離0.3万km、修復歴なしの中古車が135.9万円です。言っておきますが、このジューク、登場から1年もたっていない新型車ですからね。その慣らし運転も終わっていないような車が50万円近く安いんです。新車購入より諸費用が安く済むことを考えれば、オトク度はさらに高くなりますしね。
まだ新しい車ということもあり、新車での購入を考えている方も多いでしょうが、走行距離数kmといった未使用車も多く流通しているようです。気に入った色やグレードがあるなら、それを狙うに越したことはありません。ジュークを狙っている方はもちろん、イイなと思った方も、ぜひ一度検索してみてください。
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
第168回 日産 ジューク(現行型) 【おいしい中古車】/旬ネタ
あわせて読みたい
- 西川淳の「SUV嫌いに効くクスリをください」 ランボルギーニ ウルスの巻
- 先代BMW 3シリーズ(F30型)を買うなら、総額150万円以下が狙い目だ!
- 5年落ち以内が車両本体価格200万円以下から狙える! スタイリッシュな輸入車SUV4選
- 【試乗】メルセデス・ベンツ 新型Sクラス│”新時代の車”を堪能できるラグジュアリーセダンの最高峰!
- 9年連続エンジン・オブ・ザ・イヤー2.0~2.5L部門賞を受賞した「2.5L直列5気筒TFSIエンジン」搭載の狙い目モデル3選
- 【試乗】新型 フォルクスワーゲン T-Cross│「TさいSUV」はハッチバックよりもどこが欲張りか? 実際に乗って考えた
- 今はもう中古車でしか味わえない高純度FR、国産を代表するミドルセダンのレクサス GS【Back to Sedan】
- マツダ CX-8の中古車流通量が増加中! 総額250万円からの選択肢が豊富に
- 【試乗】新型 アウディ A4 アバント│実用性の高いアバントボディがクアトロらしい俊敏な走りとマッチし、絶妙にバランスがとれた逸品
- 【名車への道】’14 BMW i8