シートにアルカンターラをまとった最終型豪華仕様

1993年に初代が登場して以来、完全に軽自動車のスタンダードとなったスズキワゴンR。2007年2月には3代目をアレンジし、ちょっとやんちゃなスタイリングをまとったワゴンRスティングレーも登場、バリーションも豊富になっています。今回はこの3代目ワゴンR/ワゴンRスティングレーの特別仕様車「リミテッド」をご紹介します。

リミテッドは2003~2007年度の国内軽自動車新規届出台数No.1と、累計販売台数300万台を記念して発売されました。登場したのは2008年6月。4代目のデビューが同年9月ですから、3代目の集大成といえる最終仕様となっています。新車時の車両本体価格は115.5万~131.46万円です。
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両車とも豪華装備がお得な価格で装着されているのが最大の特徴です。シートにはアルカンターラとスエード調ジャージのコンビシートを装備し、合わせて専用のドアトリムクロスを採用。インパネにはメッシュ調のセンターガーニッシュが採用されており、シルバーステッチが施された本革巻きのステアリングホイールも装備されました。

そのほか、ワゴンRにはブラックメッキのメーターベゼルとエアコンルーバーリング、サンドブラック柄のドアアームレスト、メッキビレットのフロントグリルなどの装飾を採用。さらにフルオートエアコンやディスチャージヘッドランプ・フォグランプ、LEDサイドターンランプ付きのドアミラーなど機能面も充実しています。

スティングレーはまず、2WDモデルのトランスミッションが燃費低減のためCVTに。さらにオートライトシステムやLEDサイドターンランプ付きドアミラー、ガラスアンテナが装着されています。車体色は共通となる白、黒、紺の3色のほか、スティングレーは紫のみ、ワゴンRに比べてより濃い色味となっています。
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1月18日時点でカーセンサーnetに掲載されているワゴンR/ワゴンRスティングレーリミテッドの掲載台数は11台。うちワゴンRが6台、スティングレーが5台となっています。最終仕様なだけに、価格は59.9万~123万円と少々高め。お値打ちな物件は修復歴のあるものが多いので、注意が必要です。

日本屈指の販売台数を誇る車種の最終型ですから、これほど安心して乗ることができる物件もそうはありません。超王道車種のトップエンドに位置する豪華仕様は、誰もが満足できること間違いなし。軽自動車に狙いを定めているあなたは、ぜひこのワゴンR/ワゴンRスティングレーリミテッドを検討してみてください。


Text/渡瀬基樹