第131回 ホンダ アヴァンシア(絶版) 【おいしい中古車】
2010/06/04
■広くて便利なステーションワゴン
知名度が低くイマイチ売れなかった車は、中古車市場で軒並み狙い目の中古車になります。ホンダのステーションワゴン、アヴァンシアもそんな一台。登場から10年以上が経過しましたが、一桁万円から買うこともできるんです。アヴァンシアが登場したのは1999年の3月。生産期間は約4年という、一代限りの比較的短命なモデルです。そんなアヴァンシアを一言で紹介するなら、後席がやたらと広いステーションワゴン。2765mmという3列シートでも全然おかしくないロングホイールベースでありながら、シートは2列のみなんです。すなわち、後席が異様なほど広いというわけです。
↑独創的な「アーチフォルムキャビン」により、ゆとりの居住空間と個性的なスタイリングを両立。室内を明るく開放的にするトップライトウインドウも採用(左右)
この車って、個人的には子供のいる家庭にピッタリだと思います。なぜなら、チャイルドシートを付けても、前席とのクリアランスがしっかり取れるし、広々としているため、オムツ替えなどの世話もラク。また、ステーションワゴンなので、ラゲージに載せた荷物にも後席から簡単にアクセスできるし、車内のウォークスルーも可能だからです。装備の充実ぶりもなかなかのもので、ディスチャージヘッドライト(HID)が標準装備されているほか、後席はスライドだけでなくリクライニングもできちゃいます。また、二重防振構造の採用や細部に至るまで施した防音対策のおかげで、静粛性が非常に高いのも魅力のひとつです。
エンジンは2.3Lの直4と、V6 3Lの2種類で、ミッションは2.3Lが4AT、3Lは5ATとなっています。通常だと排気量の小さいほうが狙い目になるんですが、アヴァンシアに関しては3Lがオススメ。2.3Lと3Lの相場がほとんど変わらないんです。
↑インパネシフトの採用でウォークスルーが可能(左) 後席は超高級セダンに匹敵するゆとりを誇る(中) 相場が変わらないため、3Lエンジンが狙い目(右)
■修なし走行5.3万kmでも93%オフ!
では実際のところいくらくらいなのか。走行距離や修復歴の有無にこだわらなければ、一桁万円で見つけることもできます。多走行や修復歴車は避けたいという人でも、給料約1カ月分あれば大丈夫。2000年式の3.0Vで、走行5.3万km(修復歴なし)の中古車が18.5万円です。新車時価格が269.5万円なので、93%オフ!総額28万円なので、30万円あればお釣りがきます。私にも子供がいますが、子供がいると何かとお金が出ていくもの。生活必需品といえど、車だってできる限り安く便利なものが欲しいと思っています。そういう意味では、この安くて便利なアヴァンシア。とても狙い目の一台と言えるのではないでしょうか。
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