ホンダ ライフ(旧型)【概要&変遷編】
2009/09/02
スタイリッシュで親しみある外観とユーティリティ性の高い装備が魅力
OVERVIEWモデル概要
軽トールワゴンの盛り上がりとともに復活した
ホンダ初期の一台
4輪車市場に本格参入したホンダが、軽セダンの2モデル目として1971年に投入したのが初代ライフ。翌年には、今日の軽自動車のスタンダードであるトールワゴンの原型“ステップバン”を派生させた。その後、一時的に名前が途絶えたが、ワゴンRの登場で軽トールワゴン市場に火が点くと、「我こそが元祖」とばかりに1997年に復活。今回紹介するのは、その第2期の3代目に当たるモデルだ。
MECHANISMメカニズム
バック&縦列駐車時のアシストシステムを、ホンダ車で初めて搭載
搭載する直3SOHCのi-DSIエンジンは、自然吸気(NA)に加え、ターボ仕様も存在。1気筒当たり2本のプラグを配置し、タイミングをずらして点火することでノッキングを軽減、低中速トルクを向上している。ショートストローク設定としてピストン速度を抑え、軽自動車で多用される中回転域のフリクション低減も実現した。EXTERIOR & INTERIOR内外装
存在感のある外観デザインと、明るく居心地の良い室内空間
リッターカー並みに長いホイールベースをもち、前後フェンダーを張り出させたデザインを採用。ボディの四隅に抑揚をつけることによって、踏ん張り感を強調しているのが外観上の特徴だ。ノーマル系は女性ユーザーを意識し、抹茶やバニラなど食材からイメージしたボディカラーも用意。ディーバ系はエアロパーツの装着やグリル形状の変更でスポーティな表情とするほか、カラーもダーク調を設定して差別化を図る。
DRIVING IMPRESSIONドライブフィール
静粛性は、低回転を維持できるターボのほうが高いかも?
ハンドリングはホンダ車らしく、軽快で活発。しっかりとした直進安定性と素直なハンドリングが、バランス良く両立されている。荒れた路面ではタイヤの硬さに起因する突き上げ感がややあるものの、乗り心地もおおむね良好だ。NAエンジンでも、実用域の力強さは十分。低中回転域のトルクが厚く、市街地で車の列を縫うときにも機敏に加速してくれる。むしろ中低速が力強いため、高回転域の伸びきり感に物足りなさを感じてしまうくらいだ。TIMELINE主な改良・変更・追加
SPECIFICATIONS代表グレードスペック
H15年9月(デビュー時) | H18年9月(MC時) | |||
---|---|---|---|---|
グレード | F | Cターボ | ディーバ | Fターボ |
駆動方式 | FF | |||
トランスミッション | 4AT | |||
全長×全幅×全高(mm) | 3395×1475×1575 | 3395×1475×1580 | 3395×1475×1575 | |
ホイールベース(mm) | 2420 | |||
車両重量(kg) | 860 | 840 | 870 | |
乗車定員(人) | 4 | |||
エンジン種類 | 直3 SOHC | 直3 SOHCターボ | 直3 SOHC | 直3 SOHCターボ |
総排気量(cc) | 658 | |||
最高出力[kW(ps)rpm] | 35<52>/6700 | 47<64>/6000 | 38<52>/6700 | 47<64>/6000 |
最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] | 61<6.2>/3800 | 93<9.5>/4000 | 61<6.2>/3800 | 93<9.5>/4000 |
10・15モード燃費(km/L) | 19.8 | 18.6 | 19.0 | 18.8 |
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