見逃されているベスト10≪前編≫ 【なんでもベスト10】
カテゴリー: クルマ
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2008/01/21
買う前に一度は検討してほしい車たち
中古車価格は需要と供給によって形成されています。つまり、人気が低いほど安い価格で流通していることを意味します。かといって車の出来が悪いかと聞かれれば、そんなことはありません。ライバル車と同等の性能をもっていながら、低人気ゆえに安い車たちに注目してみました。気になる車は中古車カタログや物件をクリックしてみてください。
第10位はジャガーXJ。ジャガーのフラッグシップモデルであり、大型ラグジュアリィセダンの代名詞の一つ。にもかかわらず、現行モデルが300万円台半ばから狙えます。BMW7シリーズも似たような金額で流通していますが、デビューはXJの2年前。誰がどう見ても“1000万円クラス”の高級車なのに新車、中古車ともに販売は苦戦しているようです。過去に「壊れやすい」というレッテルを貼られてしまったからなのか、ちょっと悲しい。と同時に買い!
第9位はフォードフォーカス。「フォード」の冠を被ってはいるもののアメリカフォードではなく、ヨーロッパフォードが生み出したモデルです。ヨーロッパでは大人気で、性能も“VWゴルフを凌ぐ”とさえ評価されているほどです。にもかかわらず日本での注目度はいま一つ。初代、現行モデルともに流通量は少なめです。個人的には2.5Lターボモデルの「ST」が気になっています。塊感たっぷりのコンパクトホットハッチ。ほとんどの人が何の車かわかりませんし。
第8位はホンダシビックハイブリッド。同じハイブリッド車でもトヨタプリウスが絶好調な販売を遂げているにもかかわらず、シビックハイブリッドはいま一つです。その理由は、おそらくメディアにおける露出量の違いでしょう。皆が知っているプリウスに比べると、シビックハイブリッドは“わかる人にはわかる”といったマイナー感が漂っています。そのおかげでシビックハイブリッドの中古車相場は、割安に推移。あからさまにエコを主張したくない人向きか。
第7位は三菱グランディス。ミニバンのなかで、最も売れていない車かもしれません。一連のリコール報道で直接的には関係ない車にもかかわらず、かなり打撃を食らった「悲劇のモデル」と呼べるでしょう。ミニバンとしての性能に文句のつけどころはなく、デザインとしてもスポーティで躍動感があふれています。欠点は、イメージだけしか考えられません。新車も中古車もイメージがどれだけ大切か、ひしひしと感じさせられるグランディスを応援!
第6位はホンダレジェンド。新車は、月間100台ほどしか販売できていません。ライバル車であるトヨタはクラウンを月間1500台ほど売っているにもかかわらず…。レジェンドの性能が劣っているのかといえば、そんなことはありません。このホンダが誇る最高級モデルには、前後/左右駆動力配分を行うという、かなり革新的なデバイスが搭載されています。これはセンサー技術の結晶で、劇的な走行安定性に寄与しています。おそらく時間がたってから評価されるんでしょうね。