知っていますか?超スーパーカー“スペチアーレ”の世界|スーパーエッジ発売中!

スペチアーレ=“スペシャルな”スーパーカー

「スペチアーレ:Speciale」というイタリア語の単語について辞書をひも解いてみれば、「特別の」や「特殊な」などの第一義的な意味に加えて、特に食品や嗜好品などについては、「上等の」ないしは「最良の」という意味も存在する。

一方、特にわが国のスーパーカーファンの間では、スペチアーレと言えば288GTOからエンツォに至るフェラーリの限定スーパーモデルを指して呼ぶことが多い。
しかし、憧れと好奇心を掻き立ててくれるスペチアーレの世界観を、唯一フェラーリだけに独占させておくのは、少々もったいないとも考えてしまうのだ。いくらフェラーリが素晴らしいとは言っても、「特別」にして「上等」のスーパーカーはマラネロの専売特許ではない。

今回は、エンツォ フェラーリを含む4台のスペチアーレを紹介する。これらに共通して言えるのは、まずは絶対的に高価なこと。100万ドルを超える天文学的プライスも、スペチアーレの世界では決して珍しいものではない。また、スーパーカーの世界においてさえも常識外れと言える400km/h級のマキシマムを誇る驚異的な高性能車も存在する。

そして、何より奔放とも言うべき強烈な個性を発露しているのがスペチアーレたちなのだ。これらのクルマは、まさに「スーパーカーの中のスーパーカー」という称号に相応しい、スペシャルな存在なのである。

フェラーリ エンツォ フェラーリ|今週のイチオシ検索
フェラーリ エンツォ フェラーリ|今週のイチオシ検索 日本人デザイナーによる究極のスペチアーレ
F50に続くフェラーリ4代目にして、現時点では究極のスペチアーレ。カーボンモノコックに6L 660psのV12を搭載。公道でもサーキットでも恐るべき高性能を披露する。
さらに上位にはサーキット走行専用車で800psを発生するフェラーリ FXXというスペチアーレも存在する

SSC アルティメート エアロTT|今週のイチオシ検索
SSC アルティメート エアロTT|今週のイチオシ検索 ヴェイロンに勝った超絶スーパーパワー
6.3LのV8ツインターボエンジンは1183psという驚異的なパワーを発生。あのブガッティ ヴェイロンの記録を打ち破り、2007年9月に米・ワシントン州のハイウェイ221号線を封鎖し、最高速414.31km/hという世界記録をマークした。ちなみにヴェイロンは1001psのパワーで409km/hの記録を達成している

M・ベンツ style=
M・ベンツ SLR マクラーレン|今週のイチオシ検索 ATで気軽に乗れるスペチアーレ
1955年のスポーツカーレースを席巻した300SLRをモチーフに、最新スーパーカーとして誕生したSLRマクラーレン。現在ではクーペに代わってロードスターが生産中である。
2006年のパリサロンでは、650psを発生する「722エディション」という世界限定150台のスペチアーレも登場した

キャパロ T1|今週のイチオシ検索
キャパロ T1|今週のイチオシ検索 路上を走るフォーミュラーカー
元F1の天才技術者で、マクラーレンF1の設計者でもあるゴードン・マーレイが関与して製作された路上を走るF1。480kgを標榜する車体に500psを発生する3.5LのV8を搭載する。
パワーウェイトレシオは1kg/psジャストと、まさに公道を走るフォーミュラーカーそのものである
Text/武田 公美

紹介した4台以外にも、強烈な個性と超弩級の性能をもったスペチアーレがまだまだ存在します。
パガーニ ゾンダやケーニグセグ CCX、サリーンS7、アスカリ A10・・・など、“超”スーパーな世界に浸りたい方は「スーパーエッジ」をご覧ください。

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