アメリカンスーパーカーの底力を忘れていませんか? 【スーパーエッジ発売中!】
カテゴリー: 編集部からのお知らせ
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2008/03/27
■避けては通れない、アメリカンスーパーカーの素晴らしき世界
音楽、文化、ファッションと、アメリカに憧れを抱く日本人は今なお多いのに、ここ数年アメリカ車への憧れが薄れてきている。これだけの素晴らしきスーパーカーがあるというのに・・・。そこで、アメリカを代表的するスーパーカー2台を紹介するとともに、アメリカンスーパーカーの文化を振り返りたいと思う。イギリス、ドイツ、イタリアを中心とした欧州各国のスーパーカーたちに負けない魅力を、ここで再認識してもらいたい。
■打倒欧州車!コルベットはZR1でその野望を叶える
コルベットはアメリカンスポーツカーの権化である。スポーツカー&スーパーカーをこよなく愛するアメリカ人の魂そのもの、と言ってもいい。V8エンジンに代表されるようなアメリカ風をただ具現化しただけの、象徴のような存在ではない。その誕生から現在に至るまで、ヨーロッパのスポーツカーと常に対等の“競争”に挑んで来たリアルスポーツカーなのだった。その誕生は50年代にまで遡る。台頭するヨーロピアンスポーツカーへの対抗心によって生みだされた。故に海の向こうから押し寄せる外来種へのレジスタンス精神を色濃く帯びていたとしても不思議ではない。我々にはコルベットがある、と。
そして2008年初頭のデトロイトで、ZR1が復活した。新開発の6.2LスモールブロックLS9ユニットにはイートン製R2300スーパーチャージャーが付加され、Z06に搭載されるLS7より、184ps/23.7kg-mものアップとなる620ps/82.3kg-mという途方もないパワーを手に入れた。史上最強のコルベットは2008年、間違いなくスポーツカーシーンをリードする。
■アメリカの技術、歴史、そして魅力が詰まったスーパースポーツ
2000年に公開された映画「60セカンズ」は、ニコラス・ケイジ演じる自動車泥棒が世界中のスーパーカーを制限時間内に盗みまくるという内容だった。そして、その映画内で最も価値があり、最も盗みにくい車として登場したのが、1967年製シェルビーGT500、通称「エレノア」だ。その「エレノア」を現代に蘇らせたのが、現行マスタングをベースに作られたこのエレノアGT 500Eである。ボディキット、レーシングストライプ、フォグ&プロジェクターランプなど、細かいところまで徹底して模しているが、現代版はそれだけではない。サリーン製スーパーチャージドにより465HPにアップグレードされたエンジンに足回り、ブレーキ、専用スタビライザーと、車両を手がけたサリーン日本総代理店ブルーフレーム社の手によりチューニングが施され、見た目の派手さを裏切らない走行性能まで与えられている。
アメリカの自動車文化の象徴であるマスタング。その中でも特別な存在に位置するエレノアという名前。アメリカの文化や音楽に憧れを抱いている世代であればこの組み合わせは魅力的に思えるはず。ありふれてしまった欧州車という選択肢も悪くはないかもしれない。それがその人の価値観にマッチしているのであれば。でも、逆にアメリカの歴史に共感を覚える人ならば、そんな選択よりもこちらのほうがピタリとハマるのではないだろうか。
ここまでは、誰もが認めるであろう、アメリカンスーパーカーの王道。サリーンやフォードGTなど、さらに個性的で“スーパー”な世界は「スーパーエッジ」でご覧ください。
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