休憩のみではなく、グルメやショッピングを楽しめるサービスエリアやパーキングエリアが増え、それ自体が行楽の目的のひとつになるケースも少なくない昨今。桜の蕾もほころび、行楽にちょうど良い季節の到来を予感させる今日この頃、NEXCO東日本管内で3月下旬に新しく2ヵ所のサービスエリアがオープンする。

3月26日(水)午前10時にオープンする「館山自動車道 市原サービスエリア(下り線)」と3月29日(土)午前11時にオープンする「長野自動車道 姨捨サービスエリア(上り線)」だ。しかもこの2ヵ所、NEXCO東日本管内に10ヵ所(今回のオープンを含めて12ヵ所)しかない、「ドラマチックエリア」の名称を冠しているという。

ドラマチックエリアとは、地域の特色を生かしたサービスエリアやパーキングエリアのこと。特産品を取りそろえており、目的地に向かう途中で立ち寄る人々に、その地域ならではの旅の「ドラマ」を演出することを目的としている。

「ドラマチックエリア市原(下り線)」の演出は、「食べて、遊んで、房総を思いっきり楽しむマーケットプレイス」がコンセプト。フードコートでは、千葉県の漁港から直送される海の幸を使った海鮮丼や揚げたての天ぷらが自慢の蕎麦、千葉県産銘柄豚のトンテキなど、房総の魅力ある食材を使用した多彩なメニューが味わえる。

小腹が空いていたら、テイクアウトコーナー「YATAI DELI」がオススメだ。B級グルメでも有名な「勝浦タンタン肉まん」や地元牧場の生乳を使用した「MAXCOFFEEソフトクリーム・ピーナッツソフトクリーム」などが楽しめる。

「ドラマチックエリア姨捨(上り線)」のコンセプトは「文化宿るおもてなし」。注目は、昔ながらの「いろり」をイメージした客席を設け、懐かしい雰囲気の中で地元の小麦粉“ユメセイキ”を使用した新感覚おやきや創作そばクレープを食べられる「月の里カフェ」。特に女性陣からの支持を集めそうな品々だ。

また、フードコート「おばすて月見茶寮」では、そば職人による本格的な手打ちそばや地元の味噌蔵である高村商店と共同開発した味噌らーめん、特製濃厚ソースのソースかつ丼など、信州を堪能できるメニューにこだわっている。

両ドラマチックエリアとも、駐車場と歩道間の段差を解消してバリアフリー化し、使い勝手の向上にも配慮している。行楽の際にはぜひとも寄ってみたい魅力的なパーキングエリアだ。

ドラマチックエリア市原(下り線)。オープン日には、先着100名に記念品のプレゼントが。市原PAは、上り線もドラマチックエリアとなっている

ドラマチックエリア市原(下り線)。オープン日には、先着100名に記念品のプレゼントが。市原PAは、上り線もドラマチックエリアとなっている

ドラマチックエリア姨捨(上り線)。オープン日には、先着100名への記念品プレゼントに加えて、地元高校吹奏楽部による演奏なども披露される

ドラマチックエリア姨捨(上り線)。オープン日には、先着100名への記念品プレゼントに加えて、地元高校吹奏楽部による演奏なども披露される