第23回:『ドリフト7』 【映画の名車】
カテゴリー: トレンド
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2008/07/01
スクリーンを飾ったあの名車、少ししか映らなかったけれど忘れがたい車…
そんな映画に登場した“気になる車”をカーセンサーnetで見つけよう!
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■隠れた怪優・杉浦太陽の魅力が溢れる、人気シリーズ第7弾!
(C)ジェネオン エンタテインメント/トルネード・フィルム
DVD『ドリフト7 -R- デラックス版』7月4日発売! 2008年・日 監督=橋口卓明 出演: 杉浦太陽、秦みずほ、菅野篤海、杉浦太雄、木村一八ほか 販売元:ジェネオン エンタテインメント 3,990(税込)
とある峠では、走り屋の所有する車からパーツが盗まれる事件が頻発していた。そんなことはツユ知らずにやってきた白いR32 GT-Rを駆る漣。赤い180 SXにバトルを挑まれるも軽く一蹴し、意気揚々と公衆トイレで用を足しているスキにタイヤが4本丸ごと盗まれていた…。
主人公の漣に抜擢されたのは杉浦太陽。ご存じ、ウルトラマンコスモスにして辻ちゃんのダンナ様だ。なにかとお騒がせなイメージのある杉浦だが、俳優としてはなかなか面白い存在。とくに映画『ナニワ金融道 灰原勝負!起死回生のおとしまえ!!』で演じた灰原は、ドラマ版『ナニ金』の中居正広よりもずっとハマり役で好感がもてた。そんな杉浦が今回演じている漣は、かなりナンパな青年。ピンクのTシャツをチラつかせながら、薄笑いを浮かべてドライブする様が、一連の走り屋モノの主人公にはない、不思議な魅力を秘めている。
ヒロイン(漣が立ち寄ったカーショップの従業員)の秦みずほちゃんは今年高校を卒業したばかりの18歳。イエローキャブ期待の若手グラドルだ。そのみずほちゃんが実に昭和テイストあふれる黒髪美女で、茶髪でナヨッとした杉浦と好対照。キリリとした表情が画面を引き締めてくれる。演技はまだまだだが、今後に期待した素材だ。
果たして漣は、地元のチューニングカーショップの店長・鉄之助(木村一八)が窃盗団の主犯格だとつきとめ、バカなことはやめるよう忠告する。鉄之助の出した条件は、かつて「荒野の走り屋」と呼ばれた自分にバトルで勝利すること。負けたら窃盗団の一員に加わってもらうとの取引が成立する。ここからが今回のメインバトル。漣のR32vs鉄之助のFD、さらに窃盗団のメンバーが駆る2台の180SX。1対3と圧倒的な不利を、漣はどう攻略するのか? それは観てのお楽しみ!!
映画に登場する車たち
日産 スカイラインGT-R(R32)
杉浦太陽扮する主人公・漣が駆るのは白いR32。1989年に発売された16年ぶりのGT-Rグレードで、そのポテンシャルはフェラーリをも上回ると絶賛された。また、マフラー交換やブーストアップなどで比較的容易に高い出力を発揮。90年代以降のチューニング文化に絶大な影響を及ぼした。どうやら漣(職業不明)は赤貧状態らしく、ツルツルのタイヤでドリフトを続け、大事故を起こしかける。そこで仕方なしに立ち寄って、安いタイヤを仕入れたのが、鉄之助が経営するカーショップだった。日産 180SX
1989年に販売が開始されたS13型シルビアの姉妹車。ワンエイティの通称で親しまれている。軽量コンパクトな5ナンバーボディでFRをとる希少な車ということもあり、生産終了から10年たった今もなお、若者向けのポピュラーなスポーティカーとして中古車市場でも絶大な人気を誇る。劇中では赤と白の2台の180が登場。秦みずほ演じる鉄之助の娘も白い180で漣のR32と対戦。激闘の末に敗れた彼女は、「父を窃盗から足を洗うよう、説得してほしい」と漣に頼むが…。マツダ RX-7(FD3S)
地元以外からやって来た走り屋ばかりをターゲットにして、鮮やかな手際でパーツをごっそり頂戴する窃盗団のリーダー・鉄之助の愛車は、1991年12月にFCからフルモデルチェンジを果たした3代目RX-7。現在でこそチューニングカーショップのオーナーに収まった鉄之助だが、かつては悪路をモノともしない“荒野の走り屋”として、その名を轟かせた地元の英雄だった。だが、英雄然とした面影は今はなく、あらゆる手段を使って漣に勝とうと躍起になる。日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
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