▲出先で人目を気にせずくつろげるのは贅沢。「テントで寝るのもいいけれどこういう楽しみ方もあり! 気分で使い分けたら最高だよね」 ▲出先で人目を気にせずくつろげるのは贅沢。「テントで寝るのもいいけれどこういう楽しみ方もあり! 気分で使い分けたら最高だよね」

Boseさんの周りでキャンピングカーオーナーが増殖中?

日本のヒップホップシーン最前線でフレッシュな名曲を作り続けているスチャダラパーのMC、Boseが中古車情報誌『カーセンサー』にてお届けする人気連載「Bosensor」。カーセンサー本誌で収録しきれないDEEPでUNDERGROUNDな話をお届けっ!!

Bose:寒かった冬も終わり、やっと春だね。これからのシーズン、フェスもあるし家族とキャンプも楽しみたい。キャンプといえばテント&タープで、仲間とうまい料理を楽しむっていうのが定番だけれど、一方でキャンピングカーもずっと気になっているんだよね。

編集部ペリー(以下、ペリー):キャンピングカーで気ままに日本全国を旅する。男なら一度は憧れますよね。

Bose:最近、友達のミュージシャンがポップアップルーフが付いた1BOXを買ったんだ。「すごく便利だし楽しい」っていうんだよ。あと、あるタレントさんは大きなキャンピングカーを手に入れて楽屋代わりにしているんだって。そういう使い方もアリだよね。

ペリー:今は通信環境が整っているから、個人事業主の人がキャンピングカーをオフィス代わりにして旅をしながら仕事もこなすっていう話も聞きます。

Bose:大きなキャンピングカーもいいけれど、僕ならミニマムサイズの軽キャンパーで遊びたいな。そんなわけで今回は大手キャンピングカーの専門店、フジカーズジャパンの厚木店に行ってみよう!

一口にキャンピングカーと言ってもタイプはいろいろ。キミはどれが欲しい?

▲キッチン、冷蔵庫、電子レンジまで付いているキャンピングカー。「これだけあったらとりあえず狭いアパートに住民票だけ置いておき、こっちで生活するのもアリだよ」 ▲キッチン、冷蔵庫、電子レンジまで付いているキャンピングカー。「これだけあったらとりあえず狭いアパートに住民票だけ置いておき、こっちで生活するのもアリだよ」

里鍋店長:Boseさん、いらっしゃいませ。Boseさんはキャンピングカーがお好きなんですか?

Bose:キャンプが好きなので、いつか乗ってみたいなとは思っているんです。僕は小さな車が好きだから軽キャンパーがいいのかなとは思っているんだけど、そもそもどんなタイプがあるのかよくわかってなくて。

里鍋店長:じゃあ実際の車を見ながら特徴などを説明しましょう。

Bose:うわっ、嬉しい! キャンピングカーに興味はあってもよくわからないという人も多いだろうから、一緒に勉強しよう!

バンコンバージョン

▲トヨタ ハイエースと日産 NV350キャラバンが、バンコンの2大ベース車両。トラックやバスがベースだと止める場所に困るという人も多いので、多くの人が注目しています。外から見るとキャンピングカーだってわからないでしょう? ▲トヨタ ハイエースと日産 NV350キャラバンが、バンコンの2大ベース車両。トラックやバスがベースだと止める場所に困るという人も多いので、多くの人が注目しています。外から見るとキャンピングカーだってわからないでしょう?

1BOXカーやミニバンをベースに、室内にソファやベッドを架装したタイプ。広さと取り回しの良さを両立したい人にオススメ。ベース車両が広いのでキッチンや棚なども付いており、ベッドは常設式ではなく組み立て式がほとんど。最近では、ルーフが持ち上がってテントになる“ポップアップテント”を付けたタイプも人気。

キャブコンバージョン

▲キャブコンではナッツというキャンピングカービルダーが作ったものが人気。フロントにカバーを付けることでトラックっぽさを少なくしているのが特徴です ▲キャブコンではナッツというキャンピングカービルダーが作ったものが人気。フロントにカバーを付けることでトラックっぽさを少なくしているのが特徴です

トラックの荷台部分にキャビンを取り付けたもの。バンコンよりも室内が広く、ゆったりくつろげるのが特徴。キッチンや棚はもちろん、シャワーやトイレなどを付けることもできる。ベッドは組み立て式の他、ふかふかの常設タイプを設置する人も。運転席上にはバンクベッドと呼ばれる就寝スペースが。

キャブコンバージョン(ミニバンベース)

▲グランドハイエースの後ろを広大な居住スペースにし、バンクベッドまで付けたキャブコン。トラックベースと違い、乗用車感覚で運転しやすいそうです ▲グランドハイエースの後ろを広大な居住スペースにし、バンクベッドまで付けたキャブコン。トラックベースと違い、乗用車感覚で運転しやすいそうです

1BOXやミニバンをバンコンではなくキャブコンへと架装したタイプ。居住性を高めるためにキャビン後方が膨らんでいるものが多いが、基本的にミニバン感覚のまま運転できるので移動が楽。ベッドは組み立て式になるが、バンクベッドが付くので大人4人がゆったり寝られる。

軽キャンピングカー

▲日本が世界に誇る軽自動車をキャンピングカーにしてしまうのは、四畳半の和室でテレビを見て食事をし、夜は寝ていた日本ならではの感覚です! ▲日本が世界に誇る軽自動車をキャンピングカーにしてしまうのは、四畳半の和室でテレビを見て食事をし、夜は寝ていた日本ならではの感覚です!

軽1BOXや軽トラックの後部で寝られるようにしたもの。かつては大人2人がぎゅうぎゅうになって寝るタイプしかなかったが、最近では就寝時にボディを広げることで余裕をもたせたり、2段ベッドにして4人寝られるようにしたりしたものも登場。タントやN-BOXをベースにしているものもある。また軽自動車をベースにしながらもボディ後部の幅を広げ、普通車登録するタイプも。

キャンピングトレーラー

▲独立した部屋をけん引するタイプ。京都の大学で教員を務めているBoseさんは「大学の駐車場にこれを置かせてくれたらすごく楽なのに」と話していました ▲独立した部屋をけん引するタイプ。京都の大学で教員を務めているBoseさんは「大学の駐車場にこれを置かせてくれたらすごく楽なのに」と話していました

トレーラーはこれまで紹介したモデルとは違い、別の車でけん引しながら移動する。大きさにより装備は異なるが、中で快適に過ごすことに特化しているためふかふかの常設ベッドや広々としたソファを設置する人が多い。ちなみに、トレーラーの車重が750kg以下ならけん引免許は不要。

輸入モーターホームは究極の贅沢ができるキャンピングカー

里鍋店長:いかがですか、気になるタイプはありましたか?

Bose:僕の感覚だとやっぱり軽キャンパーが一番いいけれど、あれは実質1人用なんだね。2人だとちょっと狭い。河原などを転々としながら1人黙々と釣りを楽しむような使い方がよさそうだな。ベッドにあぐらをかいてインスタントラーメンを作ったらうまそう(笑)。

里鍋店長:そうですね。2人で使うならテントやタープも積んでおき、今日はテント、今日は雨だしテント設営が面倒だから車内で寝よう、みたいな使い方がいいかもしれないです。今回、Boseさんが来てくれるというので僕のイチオシを用意したんです。見てくれますか?

▲アメリカからやってきた小型モーターホーム! 広大なアメリカや陸続きのヨーロッパではキャンピングカーで長期のバカンスを楽しむ文化が根付いているため、豪華なモデルがたくさんあるんです! ▲アメリカからやってきた小型モーターホーム! 広大なアメリカや陸続きのヨーロッパではキャンピングカーで長期のバカンスを楽しむ文化が根付いているため、豪華なモデルがたくさんあるんです!

Bose:うわっ、すげえ! シボレーロードトレックだって。カッコいいなあ。

里鍋店長:キャンピングカーの本場、アメリカからやってきたモデルで、小型のモーターホームという感覚ですね。これだけ大きいのに就寝人数は2名。その分、常設家具を豪華にし、居住スペースも広く取られています。乗り心地もいいし運転もしやすいですよ。

ペリー:Boseさん、せっかくだからこれで写真を撮りましょうよ。なんかこう、豪華なソファに座ってブランデーを傾けているような感じを演出して。ほら、グラスも用意したんで……。

Bose:紅茶をブランデーっぽく見せるっていうのはわかるけどさ……。これ、ワイングラスじゃん。根本的に設定を間違えているぞ……。

ペリー:まあまあ、細かいことは気にしないで。それより本誌で取り上げる車は決めました?

Bose:うん。このシボレーもすごくいいから取り上げたいけど……今回はいかにもキャンピングカーっぽくて人気があるトラックベースのキャブコンを紹介することにしよう! キャンピングカーならではのいろんな装備を紹介するから、3月発売の本誌をお楽しみにね!

▲店長オススメ、ロードトレックの室内。大柄なアメリカ人でもゆったりできるよう、ソファも大型のものが取り付けられています ▲店長オススメ、ロードトレックの室内。大柄なアメリカ人でもゆったりできるよう、ソファも大型のものが取り付けられています

イベントのお知らせ

『スチャダラ2016 ~LB春まつり~』
公演日時:2016年4月17日(日)
開場時間:15:30 /開演時間:16:30
会場:日比谷野外大音楽堂
※雨天決行・荒天中止
料金(税込):前売 \6,500(全席指定)
チケット発売中

<各プレイガイド>
チケットぴあ 0570-02-9999
ローソンチケット 0570-084-003
イープラス http://eplus.jp

主催:HOT STUFF PROMOTION
企画・制作:Melody fair/HOT STUFF PROMOTION
INFO:HOT STUFF 03-5720-9999
www.red-hot.ne.jp

text/高橋 満(BRIDGEMAN)
photo/篠原晃一