第7回:『湾岸ミッドナイト』 【映画の名車】
カテゴリー: トレンド
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2008/03/04
スクリーンを飾ったあの名車、少ししか映らなかったけれど忘れがたい車…
そんな映画に登場した“気になる車”をカーセンサーnetで見つけよう!
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■湾岸を怪走する悪魔のZに魅了される!
(C)楠みちはる/講談社/湾岸ミッドナイト9101製作委員会
「悪魔のZ」と呼ばれるいわくつきの車に魅入られた青年アキオが、さまざまなライバルたちとバトルを繰り広げる、楠みちはる原作のカーアクションコミック『湾岸ミッドナイト』。昭和40年代のスポーツカーであるS30Zが最新型のマシンを豪快に抜きさる痛快さで圧倒的な支持を受け続け、連載開始から16年を経た現在でも人気の衰えを見せない。また、昨夏にはアキオ役の声優に小栗旬を迎えてアニメ化もされ、若いファン層を新たに開拓している。
1991年から2001年にかけてVシネマ化もされており、全10タイトル+特典映像や豪華ブックレットも同梱したDVD B0Xが3月28日に発売される。現在ではなかなか手にとることのできない作品も多いので、S30Zファンならば要注目だろう。
ただし注意してほしいのは、このVシネマシリーズはあくまで悪魔のZとライバルたちという対決の舞台を借りた、オリジナルエピソードであるという点。記念すべき第1弾は、大鶴義丹がアキオに扮して悪魔のZを操り、撮影当時「イカ天」の審査員としても活躍していた作詞家の森雪之丞がブラックバードと呼ばれる911ターボを駆るライバルの島を演じた。まだ30代前半の大杉漣がスクラップ屋のアンちゃん役で登場、天本英世や森本レオがチョイ役で顔を出している。
この大鶴=アキオ編は1994年までに6タイトル作られ、1998年からは奈美悦子の長男、並川倖大(当時は本名の並川孝太名義)を主人公に迎えた「新湾岸ミッドナイト」を2タイトル製作。さらに2001年にはアクセスのボーカリスト、貴水博之を主役に据えて「湾岸ミッドナイトリターンズ」が登場した。
原作から遠く離れた別物として人気を博した「湾岸」Vシネシリーズだが、悪魔のZが湾岸を疾走することがメインであることは通底している。今は亡きスピードショップシノハラが作り上げた青光りするピカピカのS30Zのカッコよさは今観ても惚れ惚れする。もちろん、湾岸での走行シーンもド迫力だ。
(C)楠みちはる/講談社/湾岸ミッドナイト9101製作委員会
「湾岸ミッドナイト 9101 DVD BOX」3月28日発売!
出演=/大鶴義丹、森雪之丞、大杉漣、並川孝太、三瀬真美子、貴水博之、白鳥靖代ほか。販売元:エイベックス・マーケティング 39,990円(税込)
+++映画に登場する車たち+++
■日産 フェアレディZ(S30)
オープンボディのフェアレディに代わって1969年に登場したのが初代フェアレディZ。米国でもダットサンブランドで240Zを発売し、空前の売り上げを達成した。劇中、主人公たちがステアリングを握る悪魔のZは1973年製。S130にモデルチェンジする直前の型で、ツインターボを積んでいる。
■ポルシェ911ターボ(964型)
アキオのライバル、島の愛車は黒の911ターボ。湾岸での俗称は「ブラックバード」。1989年製の964型(カレラ4)だ。排気量は従来の3.3Lから3.6Lとなり、フルタイム4WD機構に加え、マニュアルシフトモードをもつAT=ティプトロニックが搭載されている。
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