英ロールスロイスは、2009年のF1ワールドチャンピオンで、今シーズンはマクラーレン・メルセデスより参戦しているF1ドライバー、ジェンソン・バトンをイメージキャラクターに起用した。バトンは今季、ロールスロイスをシーズン中の移動手段に使うことになる。

バトンは既に、3月に開催されたF1第2戦のマレーシアGPからロールスロイスを使っている。11月のアブダビGPまでの10戦で、計10台の車が提供される予定だ。バトンはレイス、ファントムドロップヘッドクーペ、ゴーストなどを選択したという。

車両はF1開催地に搬送され、グランプリの期間中、バトンの足として活躍する。今回の車両提供はロールスロイスとバトンが「英国」という接点で実現したもので、今シーズンのバトンは英国チームのマクラーレンに所属するだけでなく、移動手段も英国車になる。

バトンは「最高のラグジュアリーカーとともに世界を回れて、とても嬉しいよ。ロールスロイスでコースに行くのは、すごく楽しみだね。特にレイスを運転できるのが楽しみだ」とコメントしている。

ロールスロイスの広報ディレクターのリチャード・カーター氏は「彼は英国のシンボルである自動車を提供するにふさわしい存在です。バトン選手の成功への取り組みは、ロールスロイスが常に完璧を求める姿勢と重なります。バトン選手の、さらなる活躍を祈っています」と語っている。

マレーシア、バーレーン、中国、カナダ、オーストリア、イギリス、ドイツ、イタリア、アメリカ、アブダビの各グランプリで使用される

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レイスは最高出力632.7ps、最大トルク800N・mを発揮する、ロールスロイス史上最もパワフルな2ドアクーペだ

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