【第40回 2019-2020 日本カー・オブ・ザ・イヤー】エモーショナル部門賞をジープ ラングラーが受賞!
カテゴリー: レース&イベント
タグ: ジープ / ラングラー / 日本カー・オブ・ザ・イヤー / 自動車関連のイベント / 高橋満
2019/12/06
秀でたデザインやドライブフィールなどを持つ車に与えられるエモーショナル部門賞
日本市場で販売されている乗用車の中から年間を通じて最も優秀なモデルを表彰する日本カー・オブ・ザ・イヤー。
日本カー・オブ・ザ・イヤーでは、イヤーカー以外にも様々な賞を設け、選考委員の投票により受賞車が決まる。
そのひとつが秀でたデザインやドライブフィールなどを持つ車に与えられる「エモーショナル部門賞」だ。
エモーショナル部門賞は、選考委員が計10点の持ち点を投票。最大3モデルにまで投票できる。
第40回 2019-2020 日本カー・オブ・ザ・イヤーのエモーショナル部門賞は、2018年11月に登場した4代目ジープ ラングラーが224点を獲得し、受賞した。
ジープ ラングラーはどんな車?
2018年10月25日に発表され、11月23日からデリバリーがスタートした4代目ラングラー(JL型)。
1987年に登場した初代から続く伝統的なスタイリングを踏襲しながら、現代のSUVに求められる快適性や安全性、燃費性能が大きく高められているのが特徴だ。
まず日本に導入されたのは新設計の2Lターボエンジンを搭載するアンリミテッドスポーツ、V6 3.6Lエンジン搭載のアンリミテッドサハラローンチエディション、3.6Lエンジン搭載の2ドアモデルとなるスポーツの3種類。2019年3月にはV6 3.6Lエンジン搭載のアンリミテッドサハラ、2Lターボを搭載するアンリミテッドサハラ、5月にはオフロード性能が高められたアンリミテッドルビコンが追加された。
フルモデルチェンジによりホイールベースが拡大されたことで室内空間が拡大。後席シートの背もたれ角度や形状が変わったことで、座り心地が大幅に高められた。
従来のパートタイム4WDに加えて路面や天候状況に応じて駆動力を自動的に前後配分するフルタイムオンデマンド4×4システムが全グレード標準装備に。市街地や高速道路での快適性が高まっている。
ジープ ラングラーはどこが評価されたのか?
第40回 2019-2020 日本カー・オブ・ザ・イヤーでエモーショナル部門賞を受賞したジープ ラングラー。実行委員会は授賞理由を以下のように発表した。
11年振りにフルモデルチェンジされ、本来持つオフロード性能の高さをさらに向上させたうえに、オンロードにおけるパフォーマンスも大幅にアップ。これにより幅広いユーザーが様々なシチュエーションで多彩な走りが楽しめるようになった。
また、本格オフローダーをイメージさせるデザインも大きな魅力だ。
授賞式でのコメント
ジープのインポーターであるFCAジャパン広報部長の清水良子氏は受賞を受けて以下のようにコメントした。
【FCAジャパン広報部長 清水良子氏】
8年ぶりにフルモデルチェンジをしたラングラーは、海や山や緑が頭に浮かんでくるような類まれなる車かな、と思います。
平均購買者年齢は30代ということで、乗用車の中で一番若いのでは……。
この車を中心として、またジープで日本の車社会を元気にしていきたいと思います。
ジープ ラングラーに10点を投票した主な選考委員のコメント
(いずれも日本カー・オブ・ザ・イヤー公式HPより)
【自動車ライター 大谷達也氏】
圧倒的なオフロード性能と優れた堅牢性を実現するシンプルなメカニズムを保ちながら、オンロードでのハンドリング性能や快適性を大幅に改善し、現代のユーザーが納得できる商品性を実現したこと。
世の多くのSUVがオンロード性能重視に向かうなか、オフロード性能に妥協を一切しなかったことにも共感を覚える。
いかにもジープらしいデザインを維持したこと、コストパフォーマンスが高いことなども評価できる。
【モータージャーナリスト 佐藤久実氏】
ラダーフレームの本格的オフローダーの本家、「JEEP」の本質的な魅力が感じられる。道なき道を走破するオフロード性能の高さはもちろんだが、オンロードにおけるパフォーマンスが圧倒的に向上した。
結果、場所を選ばず、デザインから走りまで、「唯一無二」のワイルドなJEEPを堪能できるようになった。
日常シーンでさえも、乗っているだけで遊び心が感じられるような雰囲気は、乗り手の気持ちをワクワクさせてくれる
2位はトヨタ スープラ
なお、第2位は161点でトヨタ スープラ、第3位は74点でジャガー Iペイスだった。
自動車ライター
高橋満(BRIDGE MAN)
求人誌編集部、カーセンサー編集部を経てエディター/ライターとして1999年に独立。独立後は自動車の他、 音楽、アウトドアなどをテーマに執筆。得意としているのは人物インタビュー。著名人から一般の方まで、 心の中に深く潜り込んでその人自身も気づいていなかった本音を引き出すことを心がけている。 愛車はフィアット 500C by DIESEL
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