▲今回は、昨年の地域別の注目ランキングを振り返ります ▲今回は、昨年の地域別の注目ランキングを振り返ります

地域別に人気のモデルはどれだった? 2014年の地域別の注目度NO.1モデルはこれ!

今年の中古車の注目度NO.1が分かるカーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤー(CS COTY)の発表があと少しに迫ってきました。その前に、今年のCS COTYをより楽しむために、少しだけ昨年の様子を振り返りましょう。今回はエリア別に注目車種を見ていきます。

昨年のイヤーカーはマツダ CX-5(現行型)でした。でも北は北海道から、南は沖縄まで、所変われば注目の車も変わるものです。まずは各地域の人気NO.1モデルを見てみましょう。

北海道地方     スバル レガシィB4(初代)
東北地方      トヨタ エスティマハイブリッド(現行型)
北陸・甲信越地方  スバル レガシィツーリングワゴン(4代目)
関東地方      BMW 3シリーズ(旧々型:E46型)
東海地方      日産 リーフ(現行型)
関西地方      マツダ CX-5(現行型)
中国地方      日産 リーフ(現行型)
四国地方      スズキ ジムニー(初代)
九州・沖縄地方   日産 リーフ(現行型)

こう見ると、ユーザーが住んでいる環境が車選びに大きな影響を与えていることが良くわかります。では、地域別にどんな傾向があるのかを見てみましょう。

雪国ではスバルが上位にランクイン

東北地方の首位はエスティマハイブリッドだったものの、2位はスバル レガシィツーリングワゴン(4代目)。北海道地方、東北地方、北陸・甲信越地方といった積雪の多い地方のランキングの過半数はスバル車で占められています。スバルお得意の高い悪路走破性を備えた車が、雪国に住むユーザーの信頼を集めている証しともいえるでしょう。

▲北海道地方で首位だったレガシィB4(初代)。スバル車は高い悪路走破性が評価され、東北地方以北で注目度が高かった ▲北海道地方で首位だったレガシィB4(初代)。スバル車は高い悪路走破性が評価され、東北地方以北で注目度が高かった

車への関心が高い地域は、車の最新技術に注目

北関東地方、東海地方、九州地方では電気自動のリーフが首位に。また3地方すべてでクリーンディーゼル車の代表格ともいえるCX-5が3位にランクインしています。北関東地方(群馬県、栃木県、茨城県)は全国でも1人あたりの乗用車保有台数トップクラスの地域であり(※自動車検査登録情報協会調べ)、東海地方にはトヨタやスズキが本社を置いています。さらに九州地方はホンダ、ダイハツ、日産など自動車メーカーの工場が集中しています。

こういったことからこの地域のユーザーは車への興味・関心が高いことがうかがえます。結果、話題の新技術を搭載したモデルに注目が集まっていたのでしょう。

▲ゼロエミッションを達成した電気自動車リーフ。最新テクノロジーが自動車への興味・関心が高い地方に住むユーザーに支持されているようです ▲ゼロエミッションを達成した電気自動車リーフ。最新テクノロジーが自動車への興味・関心が高い地方に住むユーザーに支持されているようです

輸入車が注目を集めた大都市圏

東京や横浜を有する関東地方、大阪や神戸のある関西地方など大都市圏では注目車の毛色は他と若干変わってきます。関東地方は1位がBMW 3シリーズでしたが、2位はミニ ミニ(初代)、関西地方は2位にBMW 3シリーズ(現行型)がつけています。輸入車が数多くランキングに顔を出すようになり、関東地方ではトップ10中なんと6モデルが輸入車でした。

大阪府の1位はメルセデス・ベンツ Sクラス(現行型)、兵庫県の1位はミニ ミニ(初代)など車が必需品でなく輸入車である都市部では比較的価格の高い輸入車が関心を集めているようです。
 

▲こちらは関東地方で1位だった3シリーズ(旧々型:E46型)。関西地方でも3シリーズ(現行型)がトップだったことを考えると、大都市圏は輸入車に関心が高いユーザーが多いようです ▲こちらは関東地方で1位だった3シリーズ(旧々型:E46型)。関西地方でも3シリーズ(現行型)がトップだったことを考えると、大都市圏は輸入車に関心が高いユーザーが多いようです


エリアごとの特徴がギュッと詰まった地域別の人気ランキング。今年はどんな結果になるのか。19日の発表にこうご期待!

text/編集部
photo/編集部、スバル、日産、BMW