ザ・ワンメイクレース祭りにモータースポーツの神髄を見た!
2014/06/13
6月8日(日)、富士スピードウェイで「ザ・ワンメイクレース祭り2014富士」が開催されました。トヨタの「ヴィッツレース」や「86/BRZレース」の他、「ポルシェカップ」、スーパーカーが一同に会し競い合う「チャレンジカップ」など、ワンメイク(単一車種による)レースがこのイベントの特徴です。マシンの実力が拮抗した白熱のレース展開が醍醐味といわれています。レース観戦好きの編集部員が、当日の模様をコースサイドとピットパドックからレポートします。レースの模様だけでなく、いったいどんな人たちが、どういう思いで参加しているのかもインタビューしてきました
登竜門から最高峰まで、様々な人と車がクラス別に競い合う
ヴィッツレースの入場の模様。45台の現行型ヴィッツが並ぶ姿は壮観で、まさに「ワンメイク」です。外装にはマシンのメンテナンスを務めるガレージのステッカーが。ディーラーや整備工場、自動車学校なんてのもありました
エントラントの多くは若者です。そのうちの1人、丹田さんは「小さい頃から車好きで、カートレースで経験を積んできました。免許取得をきっかけに、レースがしたくてヴィッツを購入したんです」と語ってくれました
続いて開催された「Gazoo Racing 86/BRZ Race2014」。ワンメイクレースでは車両の性能差がないため、コーナーではまさにサイドバイサイド。1周目なんかは特にひしめき合って、ぶつかっちゃってるクルマもあります
表彰台でのお約束、シャンパンファイト。86/BRZレースの混戦を制したのはプロレーサー、織戸学(おりどまなぶ)選手。アマチュアの選手にとっては、プロレーサーと同じ土俵で戦う貴重な機会です
86/BRZレースのエントラントには、トヨタディーラーも多く見受けられました。その中で目を引いたのはネッツ東京。全店舗のメカニックを集め、レースの勉強会を開いていました。モータースポーツの門戸は開かれています
国際格式のレース「Porshe Carrera Cup ASIA 2014」も開催。明らかに国内レースとは駆け引きが違う! コーナーでライバルをグラベルに押し出したり、後ろからバンプしたり。外国人ドライバーの熱い戦いも見ることができます
スーパーカーが競い合う「チャレンジカップ」。出走間際のドライバー、赤根宏幸氏に参戦の目的を聞いた。「フェラーリばかりのレースにアストンマーチンで挑む楽しさ。ゆくゆくはアストンマーチンのレースカテゴリを作りたい」
こんなにたくさんのスーパーカーが実際にレースする機会なんて滅多にないこと。ポルシェカップアジアに参戦するために来日した中国人、インドネシア人は特に熱視線を送っていました
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