フォーミュラEのバトルマシンが参加チームのもとへ納車される
カテゴリー: レース&イベント
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2014/05/29
9月に開幕する電動のフォーミュラカーによる選手権、フォーミュラEのマシン「Spark-Renault SRT_01E」の1台目が、参加する10チームに引き渡された。英ドニントンパークに設立されたフォーミュラEの新本拠地で納車されている。
フォーミュラEはFIA(国際自動車連盟)が主催。初年度はスパーク・レーシング・テクノロジーが設計・製造し、パワートレインをルノーが、EVパワートレインをマクラーレングループが、シャーシをダラーラが、バッテリーをウィリアムズグループが担当するマシンで行われるワンメイクレースとなる。
マシンは225km/hまで加速することができ、レースデーには各ドライバーに2台ずつ、計4台が各チームに与えられる。レース中はパンク以外にタイヤ交換はできず、かわりに車を乗り換える「カーチェンジングピットストップ」が行われる。
参加チームは鈴木亜久里率いるスーパーアグリ・フォーミュラEなど、全10チーム。アウディにルーカス・ディ・グラッシ、ヴァージンにハイメ・アルグエルスアリなど、既に元F1パイロットを含むドライバーのラインナップを決定しているチームもある。
フォーミュラEホールディングスのCEO、アレハンドロ・アガクは「3000km以上に及ぶ厳しいテストを終え、10チームにマシンを手渡すことができて嬉しい。EVへの認識を変えるため、我々はテクノロジーを改善する必要がある」と語っている。
スケジュールは9月の中国・北京でのレースを皮切りに、翌年6月のイギリス・ロンドンまで、すべて公道での全10戦が予定されている。しかし、暫定カレンダーで予定されていた香港でのレースはキャンセルされ、正式カレンダーに記載されていたブラジル・リオデジャネイロでのレースもキャンセルとなっており、1レースは未決定のまま。日本ではテレビ朝日が中継する予定だ。
- FIA Formula-e CHAMPIONSHIP【英語】(FIA)
- FIAフォーミュラEチャンピオンシップ(テレビ朝日)