首都高速は3号渋谷線と中央環状(新宿/品川)線を結ぶ大橋ジャンクション内大橋換気所屋上にある「おおはし里の杜」に地元の小学生32人を招き、稲作体験(田植え)を行った。

2011年の夏より、地域の原風景を再現することを目標に大橋換気所屋上に自然再生緑地を整備してきた首都高速。自然とふれあい、地域文化や自然環境の保全について目をむけるきっかけになってほしいと100平米の水田を用意し、毎年地元の小学生による稲作体験(田植え)を行ってきた。

今年で3回目となる田植えには目黒区立菅刈小学校5年生の32名が参加。首都高速の菅原社長をはじめ役員も水田に入り、子どもたちと一緒に田植えを楽しんだ。ここで育てられるのは粒が大きく風に強い「ふさこがね」という品種で、秋には小学生たち自ら稲狩りや脱穀も体験し、その後参加者全員で試食会も行われる。

水田に初めて入った児童は「最初は気持ち悪かったけど、だんだん気持ちよくなった」、「田植えをしていたらメダカがたくさん寄ってきて面白かった」などとコメント。社長就任後初めての田植え体験を楽しんだ菅原社長も「最高に楽しい! ここでできたお米でおにぎりを食べるのが今からとても楽しみ」と感想を語った。

首都高おおはし里の杜での取り組みは、平成23年度土木学会「環境賞」(Iグループ)を受賞。また田植え体験に参加している菅刈小学校は、東京都の環境教育優良校として表彰されているほか、目黒区より学校版グリーンアクションプログラム・部門表彰を受賞している。

大橋ジャンクションの屋上に整備された自然再生緑地。首都高のおおはし里の杜と目黒区の目黒天空庭園から構成されている

大橋ジャンクションの屋上に整備された自然再生緑地。首都高のおおはし里の杜と目黒区の目黒天空庭園から構成されている

田植えには首都高の菅原社長も参加。小学生たちと一緒に泥だらけになりながら田植えを行った。子供たちは初めて足を入れた水田に大興奮

田植えには首都高の菅原社長も参加。小学生たちと一緒に泥だらけになりながら田植えを行った。子どもたちは初めて足を入れた水田に大興奮

大橋ジャンクションからすぐの目黒区立菅刈小学校の5年生32名が参加。「毎日稲が育っていく様子を見に来たい」という児童も

大橋ジャンクションからすぐの目黒区立菅刈小学校の5年生32名が参加。「毎日稲が育っていく様子を見に来たい」という児童も