左は監督兼ドライバーの増岡氏、右は常務取締役の中尾氏

三菱自動車は6月に米国コロラド州で開催されるモータースポーツイベント「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」2013年大会に、EVのプロトタイプカー「MiEV EvolutionⅡ」で参戦。2台体制にて総合優勝を目指す

昨年の電気自動車クラス初参戦2位の経験を活かす

0-100km/h加速3秒以下という「MiEV EvolutionⅡ」。先行開発した高容量バッテリーを床下に設置し重心を下げた。また、今回新たに「S-AWC」と呼ばれる車両運動統合制御システムを採用し、4つのモーターで4輪を最適に駆動させることで操縦安定性を向上させている

0-100km/h加速3秒以下という「MiEV EvolutionⅡ」。先行開発した高容量バッテリーを床下に設置し重心を下げた。また、今回新たに「S-AWC」と呼ばれる車両運動統合制御システムを採用し、4つのモーターで4輪を最適に駆動させることで操縦安定性を向上させている

ラリードライバーとして数多くの経験を重ねてきた増岡氏は「もうガソリンエンジンには戻れない」と語る。ガソリンエンジン車を上回る加速性能や、酸素の薄い標高4,000m付近でも性能が衰えることのないEVでのレース参戦に興奮気味だ

ラリードライバーとして数多くの経験を重ねてきた増岡氏は「もうガソリンエンジンには戻れない」と語る。ガソリンエンジン車を上回る加速性能や、酸素の薄い標高4,000m付近でも性能が衰えることのないEVでのレース参戦に興奮気味だ

レースで培った技術とノウハウを市販車にフィードバック

中尾常務は「EVは、ドライブの楽しさと環境への配慮を両立することのできる優れた技術。EVを日本で大きく育て、世界中のモーターファンを感動させたい。またレースで培った技術とノウハウを今後の三菱自動車の市販車向けEV開発に活かすために、パイクスピークにEVで参戦し優勝を目指す」と語った。