トヨタ自動車のルーツが走った! クラシックカーフェスタin神宮外苑
カテゴリー: レース&イベント
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2012/12/05
12月1日に神宮外苑で行われた「トヨタ博物館クラシックカーフェスタin神宮外苑」で、トヨタ自動車の原点ともいえる歴史的な車両がデモ走行を行った。
クラシックカーフェスタは国内外のクラシックカーとそのオーナーが一同に会し、都心部約10kmを走る公道パレードや絵画館前での車両展示を行うイベント。6回目を数える今回、トヨタ自動車の創立75周年というアニバーサリーイヤーと重なったため、同社創業のきっかけになった歴史的なモデルの展示およびデモ走行が実現した。
トヨタ自動車は織機製作を行う豊田自動織機製作所(当時)の自動車部が自動車の開発および製造を始めたことがその原点。今回、そのトヨタ自動車創業のきっかけとなった、1935年に初の量産車として登場した「トヨダG1型トラック」、そしてトヨタ自動車の乗用車作りの原点であり、現在は愛知県にあるトヨタ博物館の入り口に展示されている「トヨダAA型乗用車」、彼らの車作りに大きな影響を与えたシボレーマスターシリーズDA(1934年)、デソートエアフローシリーズSE(1934年)の計4台がトヨタ博物館から会場へ運び込まれた。
1937年、トヨダG1型トラックやトヨダAA型などの成功により、豊田自動織機製作所より独立する形でトヨタ自動車工業株式会社は誕生した。トヨタ自動車はその創業以来、現在に至るまで実に700車種を超えるモデルをリリースし、今年6月には世界累計生産台数2億台を達成している。そんなトヨタ自動車の原点となった車たちは、実に優雅に、そして上品なエンジン音を奏でながら、イベントに参加したクラシックカーファンの目の前を走り抜けた。