マツダ 大気

見えないものを具現化した新世代スポーツ

未来のマツダデザイン「Nagare(流れ)」シリーズの4台目となるのがこの「大気(TAIKI)」。空気の流れが目に見えるデザインをコンセプトに、次世代のマツダスポーツカーの未来像を具現化している。
普段目に見えないものを可視化するためにヒントを得たのが、空から舞い降りてきた2枚の羽衣。これらを上下に重ねることで空気の流れを表現している。
エクステリアのヒントが羽衣なら、インテリアは鯉のぼり。口から尾へ抜けていく空気の流れを視覚化し、ダッシュボート、シートからドアトリムまで、風の動きを体感できる車内空間を創造している。
また、運転席側と助手席側の雰囲気も明確に異なっており、運転席はドライビングに集中できる環境、方や助手席側はリラックスできる空間づくりがなされている。
搭載されるエンジンは次世代RENESIS(ロータリーエンジン16X)。マツダならではのロータリースポーツパッケージを核に、デザインと卓越した空力特性が追求されたコンセプトカーだ。
マツダ 大気 リアスタイル
↑車名のとおり、空気の流れを表現したボディは、実際の空力特性も秀逸。Cd値は0.25と非常にハイレベルだ

マツダ 大気 インパネ
↑運転席を取り囲むように伸びるライン状の赤色LEDは、搭載されるロータリーエンジンのタコメーターの役割も果たす