日産 PIVO2

進化版電動コミューターはマスコットロボット付

前回の東京モーターショーで注目を集めた電動コミューター、ピボ(PIVO)がさらなる進化を遂げた。
球形をしたキャビンは360度回転するため、どの方向からも乗り込むことができる。フロア下には日産が先行するコンパクトリチウムイオンバッテリーを収め、各車輪に内蔵された薄型インホイールモーターで動く仕組みで、可変ジオメトリーシャシー「メタモシステム」によって4輪を自由に安定制御できる。
つまり早い話、常に進みたい方向へキャビンを向けて前進するだけでいい。バックは必要ないわけだ。
また、ステアリング上には「ロボティック・エージェント」と名付けられたマスコットロボットがいて、ドライバーの表情や会話を察して、適切な内容の言葉を話しかけてくれるという。全長×全幅×全高=2600×1690~2200×1700mmとコンパクトなサイズ。乗車定員は3名だ。
日産 PIVO2 ドアオープン
↑ご覧の通り、ドアは一枚横開きとなっている。キャビンが回転することで四方のタイヤの間から乗り降りが可能となる

日産 PIVO2 ホイール
↑タイヤは写真の通常の状態から90度まで回転する。ということは直角に進むことも可能というわけだ

日産 PIVO2 ホイール
↑インパネのセンターに座っているロボティック・エージェントがドライバーの顔を認識、状態を推定し語りかけてくれる