三菱 コンセプト PX-MiEVII【東京モーターショー2011】

航続距離800km超えを実現！ EV由来のハイブリッドSUV

三菱 コンセプト PX-MiEVIIは、長距離移動を要求される中型乗用車クラス以上のカテゴリーで、三菱が提案する電気自動車派生型のプラグインハイブリッド車。電気自動車最大のメリットである「環境性能、静粛性」に加え、「行動範囲を広げる」「気持ちよく走る」ことを可能にする環境対応型SUVだ。

搭載されているのはi-MiEVで得られた電気自動車のノウハウに最新の環境エンジン技術を組み合わせた三菱独自のハイブリッドシステム。プラグイン走行とハイブリッド走行を複合して計測する燃費「複合燃料消費率」で60km/L以上という低燃費性能を発揮しながらも、ガソリン車同等の航続距離800km以上を実現する。

大容量バッテリーを搭載しているため50km程度のEV走行も可能だ。エンジンで発電することで走行中のバッテリー消費を抑え、電気を充電できる「バッテリー充電モード」も備えている。蓄えた電力はコンセントを介して使用することも可能なので、アウトドアでの家電製品や、非常時の電源供給にも使用できる。

さらにランサーエボリューションXに搭載されている電子制御システムS-AWCを搭載。車両の安定・安全性を高めながらも、車を意のままにコントロールできる。また、レスポンスに優れ立ち上がりから高いトルクを発生させるモーターならではの特性により、3LのV6エンジンと同等の加速性能が得られるなど、高い走行性能も有している。