トヨタ86/スバルBRZやポルシェ新911など、注目の車が目白押し!

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例年より1カ月遅い開催となる第42回東京モーターショー。今回は千葉の幕張メッセから東京ビッグサイトに会場を移し、実に24年ぶりの東京開催となる。前回2009年に開催された東京モーターショーは、2008年に起きたリーマンショックの影響で海外の自動車メーカーが軒並み不参加となり、9社9ブランドでの開催と非常に寂しいものだった。

しかし2011年の東京モーターショーには、メルセデス・ベンツやフォルクスワーゲン、BMWなどのドイツ車をはじめ、ルノーとプジョーのフランス車、ジャガーのイギリス車など、20社24ブランド(乗用、商用、2輪、カロッツェリア)が出展し華やかさが戻った。出展社数は世界12カ国、1地域から合計176と、前回の129を大きく上回っている。

今回の東京モーターショーのテーマは車社会の未来を明るく、大胆に世界に向けて発信していくという強いメッセージを込め、「世界は車で変えられる(Mobility can change the world)」が掲げられた。車は移動手段というだけでなく、環境、安全、エネルギーなど、世界が抱えているさまざまな問題の解決手段となりえるという意味が込められている。

その例の一つが、 プラグインハイブリッド(PHV)と家庭用充電システムを装備したスマートハウスの展示だ。PHVやEV(電気自動車)を車単体として考えるのではなく、生活する住宅もしくはコミュニティまで一つのパッケージとして考えよう、という電気の地産地消の提案だ。もちろん、化石燃料に変わる新エネルギーを動力とする車の進化にも注目だ。

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また今年の東京モーターショーで、世界初公開となるワールドプレミアは52台(乗用車26台、商用車3台、2輪車16台、カロッツェリア5台、車体2台)、日本初公開のジャパンプレミアが82台(乗用車53台、商用車4台、2輪車23台、カロッツェリア1台、車体1台)と見どころが満載だ。その中から注目の車をピックアップ。

まずは国産車から。前回の東京モーターショーで発表され、注目を集めたFT-86コンセプトもいよいよ市販車が登場。27日に開催された「トヨタGAZOOレーシングフェスティバル2011」で、「トヨタ86(ハチロク)」という車名がお披露目されたばかりだ。またスバルは4代目となる新型インプレッサを11月30日に東京モータショーの会場で発表する。

一方の輸入車ではジャパンプレミアとなるポルシェニュー911とフォルクスワーゲンビートルに注目。どちらも見た目は先代と区別はつかないが、中身の進化は著しいはず。ほかにも注目の車は満載なので国産車、輸入車と分けて紹介していこう。