練習走行も終え作戦も決まったが、まだ何かが足りない!

いよいよ9月3日(土)に迫った『第22回メディア対抗ロードスター4時間耐久レース』。練習走行で後藤(編集長)&依田(EDGEデスク)の経験者組は前年の勘を取り戻し、浜崎と中島(共に編集部員)の超ド素人コンビは自らのレベルを知るという大きな収穫を得た。チームの作戦も「できもしないヒール&トーはきっぱり封印! 安全第一で目指せ完走!」と決まり、準備はほぼ整えたかに思えた。

しかし、監督の中野(カーセンサーデスク)は不安だった。「本当にこのメンバーでよいのか? 助っ人は阿倍翼選手だけで大丈夫か?」と。そんな時に中野の頭をよぎったのが、カーセンサーの公式キャラクター「カーボくん」だ。「ゴールの瞬間に、カーボくんの好きな言葉である『よかった~』とすべての人が思えるようにしたい」と考え、カーセンサー号にもカーボくんの力を分けてもらうことにしたのだ。

カーボくんと共に走ることになった我々は、8月30日(火)にカーセンサー号のステッカー貼り替え作業を行った。主な作業はボンネットを全面的に貼り替えカーボくんを描くことと、左サイドの破れたステッカーの修復、姉妹誌EDGEステッカーの追加の三つ。
  • カーセンサー号作業前|日刊カーセンサー
  • 作業中はドライヤーを使って古いステッカーを黙々と剥がし続けた|日刊カーセンサー
作業前の左サイドがボロボロのカーセンサー号。ロゴは「ンサー」と「a ensor」しか読めません(左)
作業中はドライヤーを使って古いステッカーを黙々と剥がし続ける。ドライヤーを使わなければ、おそらく剥がす作業で1日かかっただろう(右)
古いステッカーを剥がして、新しいステッカーを貼る。言葉では簡単に思える作業だが、とても奥が深く難しい。ボンネットの古いステッカーを剥がそうにも、3㎝剥がしては切れ、また3cm剥がしては切れ、という具合に作業はなかなか進まない。

“日本初!カーボくんの命が灯ったロードスターが誕生!

見かねた隣チームを施工するプロの職人さんから「ドライヤーで温めながらすると剥がれやすいですよ」という助言を授かり、ややペースアップ。しかしエアコンのない駐車場でドライヤーは暑い…。だが、カーボくんの力をもらうために、我々はひたすらにステッカーを剥がし続けた。その集中力は、通常の業務ではなかなか見られないほどだった。

剥がした後は、貼る作業で再びつまずく。曲線でできているボンネットは、シワ&気泡が生まれやすい。洗剤入りの水とスクレーバー(へらのような物)でうまく伸ばしながら貼るのだが、やはり素人には限界があり、何度も貼り直すことに。結局、つぎはぎで曲線部分をうまく(というか、ごまかして)貼り、どうにかカーボくんを宿すことができた。
  • ボンネットは一旦真っ白に|日刊カーセンサー
  • 「GOGOカーボくんロードスター」|日刊カーセンサー
一旦、真っ白なボンネットとなったカーセンサー号。この時点で3時間経過(左) 生まれ変わった「GOGOカーボくんロードスター」。左サイドもEDGEロゴに(右)
近くで見ると粗は目立つが、すべての作業をわずか2人で5時間で終えることができた。これもおそらくカーボくんの力のおかげだ。昨年まではロゴのみだったボンネットはカーボくんへと生まれ変わり、サイドの修復やEDGEロゴの貼り替えも無事終了。「できもしないヒール&トーはきっぱり封印! 安全第一で目指せ完走!」という作戦に、カーボくんが力を貸してくれるハズだ。

台風12号がやや心配ではあるが、後は当日を迎えるのみ。かかわってくれたすべての人の力と、カーボくんの力を借りて、超ド素人コンビを擁するカーセンサー&カーセンサーEDGE合同チームの「GOGOカーボくんロードスター」は4時間先のゴールに挑む!

第22回メディア対抗ロードスター4時間耐久レース参戦記:練習編

▼公式HP
http://www.media4tai.com/
Report/カーセンサー編集部