東京モーターショー2009|日刊カーセンサー

悪路も行ける!! クロスオーバーハイブリッド

三菱 PX-MiEV フロントスタイル|日刊カーセンサー
三菱 三菱

2008年に電気自動車のi-MiEVをリリースした三菱。今年のモーターショーの目玉は、プラグインハイブリッドシステムを搭載したコンセプトモデル、PX-MiEVを出展。

エクステリアデザインは、ボディ表面の凹凸を極力無くしたフラッシュサーフェイスを積極的に取り入れたもので、グラスエリアの小さいスポーティなスタイルとしている。一体感を持たせたこの外観は、万が一の衝突の際に、人への対衝撃性の低減も考慮したもの。また、ヘッドランプとリヤランプにはLEDを採用し、省電力、長寿命、水銀フリーを実現し、環境対応車に相応しい機能を確保している。

パワーユニットは、コンパクトなリチウムイオンバッテリーと1.6LのMIVECエンジンを搭載したプラグインパラレルハイブリッドを採用。通常はフロントのみで走行しつつも、滑りを検知した場合や急加速時になど、スタビリティが求められる場合にはリヤモーターも駆動して4WDとなる。もちろん、バッテリー容量が十分なときには、モーターのみで走行し、減速時にはそのエネルギーをバッテリーの蓄える回生モードも存在する。

加えて、家庭用電源(AC/200V、AC100V、急速充電)での充電も可能としたプラグインとしている。また、災害時には緊急用電源としても利用できるなど、電力の車外利用が可能なことで、自動車として以外の用途も広がったコンセプトモデルである。

■SPECFICATIONS
・全長×全幅×全高:4510×1830×1655mm ・エンジン種類:1.6. DOHC MIVEC (ガソリンエンジン) ・総排気量:― ・最高出力:85kw
・最大トルク:125N・m ・トランスミッション:― ・駆動方式:E-4WD (四輪駆動) ・車両重量:―