東京モーターショー2009|日刊カーセンサー

発売直近の新型フーガを初めてお披露目
電気自動車リーフもじっくりと見ておこう

日産 フーガ|日刊カーセンサー
日産 リーフ|日刊カーセンサー

日産ブースには市販予定車が4台並ぶ。その中で最も注目を集めそうなのが新型フーガ(写真左)だ。ロングノーズとFR車にふさわしい力強いプロポーション、いちだんとワイド化される全幅で迫力が増す。

内装には手作業によって作られた光沢ある銀粉本木目パネル、プレミアム・セミアニリン本革シートを採用。この他、ナビ情報と連携してカーブで減速を促すインテリジェントペダルや踏み込みすぎを抑制するECOペダルも備わっている。

エコカーの代表格として日産が力を注いでいる電気自動車リーフ(写真右)も初めて公の場に姿を見せる。床下に搭載されたリチウムイオン電池と前輪を駆動するモーターで構成されており、満充電時には160km走る事ができるという。2010年度後半から日欧米で販売予定。

小型EVやクロスオーバーカーなど
実験的なコンセプトカーも見逃せない

日産 ランドグライダー|日刊カーセンサー
日産 カザーナ|日刊カーセンサー

コンセプトカーではパーソナルモビリティーの可能性を模索したランドグライダー(写真左)が見逃せない。この小型EV(電気自動車)は前後に1名ずつ並んで座るタンデム方式で、コーナリング時にバイクのように車体が傾く3次元的運転感覚が斬新だ。もちろん、カーブで乗員のカラダを支えるホールド性に優れたシートも備わっている。モーターは後輪を駆動し、左右に1個ずつ配備されているという。

3月のジュネーヴショーで発表されたカザーナ(写真右)は日本初公開のコンセプトカーだ。小型スポーツカーとSUVを融合させたデザインモデルで、高いウエストラインと小さな居住スペース、そして押し出し感の強いボディ下半分が前例のないユニークなデザインを創出。インテリアではバイクの燃料タンクを思わせるセンターコンソールが目を引くだろう。オールモード4×4で高い走破性も身につけている。

Photo/尾形和美