第十三問答 霧なき夜のフォグランプに注意せよ! 【ドライブマナーに喝っ!】
カテゴリー: カーライフ
タグ:
2008/04/02
喝っ!
霧なき夜のフォグランプ、これ迷惑至極なり。夕暮れ時にヘッドライトの代わりにフォグランプを点灯して走っているクルマ、ヘッドライト+フォグランプをてんこ盛りに点灯して走るクルマ。拡散した光は前方を走る車のバックミラーに反射して視界を妨げることをご存じか? また欧州車のバックフォグランプ。霧のときには心強いが、ひときわ明るい欧州車のバックフォグは霧のないときの後続車にとっては迷惑至極。
「フォグ」とは「霧」を指し示す言葉なり。霧なき夜、第2のヘッドランプとして使うことなかれ。フォグランプとバックフォグの連動しているクルマに乗っておられるオーナーは特に注意するべし。試しに一度点けてみて、クルマから降りてその明るさを確認してもらいたい。
昨今減ってきたが、いい加減に取り付けられた光軸のゆれる後付けのフォグランプ。これもチカチカとドアミラーやバックミラーに鋭い光が入り迷惑至極なり。ダンプやトラックの巻き込み防止用補助灯、荷台の点検用ライトの消し忘れも同じく、後続車には迷惑至極!光軸を正しく調整し、他人に思いやりを示すべし。
闇夜の強い光は気になり思わず見入ってしまう。そして幻惑して目の中に強い光の残像が残る。この残像は視点を移動してもつきまとい、安全運転の妨げになる。後続車が眩しければ、バックミラーは防眩に切り替えられる。しかし、ドアミラーに入ってくる強い光は避けることができぬ。右も左も眩しければどうすることもできない。
眩しいバックフォグはその先行車を抜くか減速して抜かれる以外に術はない。 しかし人として減速し離れることは、後ろにつながる後続車の流れを乱すため受け容れがたい。さすれば、無理にでも抜き去るか我慢するしか術はなし。だがしかし、そこにも危険が潜んでいる。
夜目の利かぬかたなれば、せめて光軸を今より下にするぐらいの気を使うべし。これ、すべて思いやりなり。思いやりも自己中心的行動もいずれ己に帰ってくる。このことを肝に銘じて、日々精進し運転すべし。
合掌っ!
Text/煩悩寺和尚 Illust/叶雅生
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