▲S500やS600などホンダの小型スポーツカーが人気を集めた60年代。トヨタがホンダと真っ向勝負したモデルが“ヨタハチ”ことスポーツ800。パブリカをベースに開発されたヨタハチは徹底した軽量化と空気抵抗の低減により、わずか45馬力ながら走りが楽しめるモデルとして一世を風靡しました ▲S500やS600などホンダの小型スポーツカーが人気を集めた60年代。トヨタがホンダと真っ向勝負したモデルが“ヨタハチ”ことスポーツ800。パブリカをベースに開発されたヨタハチは徹底した軽量化と空気抵抗の低減により、わずか45馬力ながら走りが楽しめるモデルとして一世を風靡しました

ヨタハチ、サバンナRX-7、クレスタも……年度替わりは名車のデビューラッシュ

日本には様々な暦や記念日があります。そして車の世界を見渡しても多くの記念日があります。今回は3月29日から4月4日までの出来事を紹介します!

■3月30日 マツダ サバンナRX-7発表(1978年)
■4月1日 物品税廃止(1989年)
■4月1日 三菱 デリカ発売(1969年)
■4月1日 トヨタ スポーツ800発売(1965年)
■4月1日 トヨタ クレスタ発売(1980年)
■4月4日 ホンダ アコードワゴン発売(1991年)
■4月4日 ホンダ フィットシリーズが累計200万台突破を発表(2013年)
■4月4日 カール・ベンツ氏 永眠(1929年)


この週は年度の切り替わりということもあって、税や日本の未来を考えるニュースなどがありました。さらにサバンナ RX-7をはじめ、現在でも語られる名車が登場した時期でもあります。

▲前身となるサバンナは富士GCシリーズをはじめとするレースで活躍。そして1978年3月30日にサバンナ RX-7が登場します。リトラクタブルヘッドライトを採用したロングノーズスタイル、マツダ独自のロータリーエンジンを搭載したことで「和製スーパーカー」とも呼ばれたモデルです。当初はNAのみでしたが、後にターボエンジンも追加されました ▲前身となるサバンナは富士GCシリーズをはじめとするレースで活躍。そして1978年3月30日にサバンナ RX-7が登場します。リトラクタブルヘッドライトを採用したロングノーズスタイル、マツダ独自のロータリーエンジンを搭載したことで「和製スーパーカー」とも呼ばれたモデルです。当初はNAのみでしたが、後にターボエンジンも追加されました
▲かつての日本には物品税という税金がありました。課税対象になったのはいわゆる“ぜいたく品”。自動車も課税対象のひとつで、小型車(5ナンバー)より普通車(3ナンバー)の方が高かったのですが、消費税の導入とともに廃止されました。ただ、1997年に消費税率が5%に改正されるまで、自動車の消費税は6%でした ▲かつての日本には物品税という税金がありました。課税対象になったのはいわゆる“ぜいたく品”。自動車も課税対象のひとつで、小型車(5ナンバー)より普通車(3ナンバー)の方が高かったのですが、消費税の導入とともに廃止されました。ただ、1997年に消費税率が5%に改正されるまで、自動車の消費税は6%でした
▲1960年代の高度成長期、トヨタ ハイエースやマツダ ボンゴなどキャブオーバー車(1BOX車)がビジネスシーンで活躍し始めました。三菱はトラックをベースに1969年4月1日にデリカルートバン、デリカライトバン、デリカコーチを発売します。デリカは後にデリカスターワゴン、デリカスペースギア、そしてデリカD:5と進化していきます ▲1960年代の高度成長期、トヨタ ハイエースやマツダ ボンゴなどキャブオーバー車(1BOX車)がビジネスシーンで活躍し始めました。三菱はトラックをベースに1969年4月1日にデリカルートバン、デリカライトバン、デリカコーチを発売します。デリカは後にデリカスターワゴン、デリカスペースギア、そしてデリカD:5と進化していきます
▲1980年4月、当時のトヨタのディーラーであるビスタ店の開業と同時にデビューしたクレスタ。兄弟車のチェイサーがスポーティさを高めたモデルだったのに対し、高級路線を打ち出して人気を博しました ▲1980年4月、当時のトヨタのディーラーであるビスタ店の開業と同時にデビューしたクレスタ。兄弟車のチェイサーがスポーティさを高めたモデルだったのに対し、高級路線を打ち出して人気を博しました
▲日本に空前のステーションワゴンブームが訪れた1990年代初頭。ホンダはアメリカで発売したアコードワゴンを日本でも発売しました。ライバルのスバル レガシィツーリングワゴンが4WDメインだったのに対し、アコードワゴンは2WDが中心。荷室ドアを大きく傾斜させたスタイリッシュなデザインがサーファーを中心に人気を集めました ▲日本に空前のステーションワゴンブームが訪れた1990年代初頭。ホンダはアメリカで発売したアコードワゴンを日本でも発売しました。ライバルのスバル レガシィツーリングワゴンが4WDメインだったのに対し、アコードワゴンは2WDが中心。荷室ドアを大きく傾斜させたスタイリッシュなデザインがサーファーを中心に人気を集めました
▲2001年にデビューした初代フィットはセンタータンクレイアウトを採用し、コンパクトカーとは思えない広い室内空間で大ヒット。登録車販売台数ランキング上位の常連になりました。その後、続々と登場したフィットシリーズも人気で、発売開始から12年弱で国内での累計販売台数200万台を突破。2011年8月には世界累計販売台数が400万台を超えるなど、世界規模で愛されています ▲2001年にデビューした初代フィットはセンタータンクレイアウトを採用し、コンパクトカーとは思えない広い室内空間で大ヒット。登録車販売台数ランキング上位の常連になりました。その後、続々と登場したフィットシリーズも人気で、発売開始から12年弱で国内での累計販売台数200万台を突破。2011年8月には世界累計販売台数が400万台を超えるなど、世界規模で愛されています
▲「ガソリン自動車の生みの親」であるカール・フリードリヒ・ベンツ。1883年に産業機械の製作をメインとしたBenz & Cie.の創業を皮切りに、世界初の自動車特許を取得。200馬力のエンジンを搭載したモデルを製作し、1926年にはメルセデス・ベンツを立ち上げました。しかし、3年後の1929年に気管支炎をこじらせ、84歳でその生涯を閉じました ▲「ガソリン自動車の生みの親」であるカール・フリードリヒ・ベンツ。1883年に産業機械の製作をメインとしたBenz & Cie.の創業を皮切りに、世界初の自動車特許を取得。200馬力のエンジンを搭載したモデルを製作し、1926年にはメルセデス・ベンツを立ち上げました。しかし、3年後の1929年に気管支炎をこじらせ、84歳でその生涯を閉じました
text/高橋 満(BRIDGE MAN)