銀座G7ラボ


100円で6℃違う!サンバイザーあり/なしの効果検証

助手:いやぁ博士、盆も開けたというのに暑いですねぇ。
博士:まったくじゃよフクダくん。年寄りにこの暑さはつらいて。
助手:外はもちろん暑いんですけど、この時期に特に堪えるのが車に乗り込むときですよね。
博士:フクダくん、まるでこれからやる検証を見透かしたかのようなフリじゃな。よかろう。では早速説明するぞい。
助手:お、Part3は車内ネタなんですね?
博士:そのとおり。夏場は車内の温度が猛烈に上がる。それを抑えるために、フロントガラスにサンバイザーを付けている車を見かけるじゃろ?
助手:えぇ、結構見ますよね。でもあれって効果あるんですかね?
博士:うむ、まさにそこじゃ。今回はサンバイザーのあり、なしでどれほど車内の温度が変わるかを検証する。
助手:それはいいですね。効果があるならボクもやりたいです。
博士:そうじゃろう。しかし値段が高くてはおいそれと手が出ない。なのでワシ御用達の100円ショップでサンバイザーを買ってきた。
助手:100円ですか!本当に効果があるのか、楽しみです!!
今回の検証方法
今回の検証方法|銀座G7ラボ 一度すべてのドアを開け放ち、車内の温度が外気温と同じになってからドアを閉め検証を開始。サンバイザーあり/なしで、30分後の車内の温度がどれだけ上昇したかを比較する。検証中はエンジンオフ、日の当たる場所に放置しておく。
博士:博士、現在の時刻は14時。気温は32℃です。
助手:うむ、ではまずサンバイザーなしから始めるとしよう。
博士:ではドアを閉めまーす。

30分ひたすら待機
(本当は別の車でアイスを買いに行く)

助手:博士、30分経過しました!
博士:よし、ドアを開けてみろ。
助手:うわっぷ。ダメです。暑すぎです。車内は42.5℃もあります!
博士:なんと!たったの30分で10℃以上も上がったか。文字どおり、殺人的な暑さじゃな。
助手:太陽恐るべし、ですね。では窓を全開にして、室内の温度が外気温と一緒になったら次はサンバイザーありをやってみましょう。
博士:車内は外気温と同じになったか?では開始!

再び30分ひたすら待機
(今度はオリンピックの途中経過が気になりラボ内へ)

博士:30分たったな。よしどうだ?
助手:いやぁ、やっぱり外に比べれば暑いですよ。でも入りたくないってほどじゃないです。温度計も、まだ36℃を指しているレベルです。
博士:やや、コレは効果大アリじゃないか!
助手:ドアを開けた瞬間の、“ムァ~”って感じがないですね。
博士:“ムァ~っ”って感じは全然理解できんが、効果は数字が証明しておる。本音を言えば大した効果はないのでは?と思っておったのじゃが、良い意味で裏切られたの。
助手:かなりの実力の持ち主ですよ。たったの100円なのに。
博士:取り付けもカンタンじゃし、これはワシ自身にとってもめっけもんじゃ。
助手:折りたたむこともできるので、この時期は車内に置いておきたい必須アイテムですね。
飯田橋博士|銀座G7ラボ
飯田橋博士
何か気になりだすと、徹底的に検証したがる名物博士。猪突猛進な性格だが、いつも大事なところが抜けている。IQ200を超える真の天才
助手フクダ|銀座G7ラボ
助手フクダ
博士に惚れこみ研究のお手伝いをする勤勉な助手。博士の穴を巧みにカバーし、銀座G7ラボを正しい方向へ導いている。


今回の検証グッズ
サンバイザー|銀座G7ラボ

サンバイザー

フロントガラスの内側に取り付ける一般的なサンバイザー。カー用品店でも売られているが、あえて100円ショップで売られていたものをチョイス。
2つの吸盤を使って取り付ける。小型車用とミニバンなどフロントガラスが大きい車用の2種類が売られている。


今回の検証結果
今回の検証結果|銀座G7ラボ サンバイザーの効果は絶大だった。サンバイザーなしは42.5℃と、32℃から10.5℃も上昇したのに対し、ありはたったの4℃。温度の上昇が大きく抑えられた。室温の上昇が抑えられた理由として、ダッシュボードなど黒い部分に当たる日光を減少させたことが主な要因だと思われる。また、検証とは直接関係ないが、ステアリングなど手に触れる部分も、なしでは熱くてとても握れなかったのが、ありでは十分握れるレベルだった。