先のお盆休みで渋滞に見舞われた方も多かったのではないでしょうか。渋滞を避けるために交通情報アプリを利用した人もおられると思いますが、今回取り上げるのもそんな交通情報を確認できる「渋滞map」です。使い勝手がよいので利用したことが無い人はもちろん、既に同様のアプリを持っている人も検討してみてはいかがでしょう。iOS版のみで無料です。

初めてアプリを立ち上げると【図1】のように全国地図が現れます(次回のアクセス以降は前回最後に見た画面が最初に現れます)。このアプリの特徴のひとつが、このように全国をひと目で見渡せること。もちろんスクロールやピンチアウト/イン(縮小&拡大)できます。

例えば東京に住んでいて、帰省で仙台に帰ろうと思った際に、たいていのアプリでは関東と東北の2つの地図をそれぞれ確認しなければなりません。しかし、このアプリなら1つの画面をスクロールして見渡せるのです。当然、関東や東北などエリア分けの画面も見ることができますが、その際にも隣接するエリア(例えば関東なら東北、北陸、中部)へは地図の下に出てくる矢印をタップするだけで移動できます(【図2】)。

さらに各マップ画面の左上、「A」のマークをタップすると、【図3】のように30分前~3時間前の渋滞状況を確認することができます。それと見比べると、現在の渋滞が解消に向かっているのか、それともさらに混雑するのかという判断もしやすくなります。

また各エリアの画面では、画面下の横棒が3つ並んでいるアイコンから一般道の渋滞情報も確認できるほか、画面右下の「!」をタップすると規制情報を確認できます。注目したいのは、規制情報画面の右上の「旅行時間」をタップすると、通過するのにかかる時間(【図4】)がわかることと、過去8時間前までの通過にかかる時間の変遷(30分ごと)を確認できる点です。このデータも、渋滞を避けて走る際の参考になるはずです。

お盆休みが終わり、大きな渋滞が発生しにくくなったとはいえ、まだまだ子どもたちの夏休みは続きますから、週末ともなれば混雑します。今後の連休や年末年始などに備えて、今のうちにダウンロードしてみてはいかがでしょうか。

Text/籠島康弘

「渋滞map」。iOSのみで無料。条件/iOS4.3以上。詳細はiTunesで確認を

「渋滞map」。iOSのみで無料。条件/iOS4.3以上。詳細はiTunesで確認を

【図1】全国の道路状況を1つの画面で見ることができる。右上の「m」マークをタップするとエリア別の詳細画面に移動する

【図1】全国の道路状況を1つの画面で見ることができる。右上の「m」マークをタップするとエリア別の詳細画面に移動する

【図2】関東エリアの詳細画面。画面下の左矢印をタップすると中部エリアへ移動。上矢印をタップすると東北エリアか北陸エリアかを選ぶ

【図2】関東エリアの詳細画面。画面下の左矢印をタップすると中部エリアへ移動。上矢印をタップすると東北エリアか北陸エリアかを選ぶ

【図3】【図1】の左上の「A」マークをタップするとこの画面に。3時間前までの過去の渋滞状況を確認できる

【図3】【図1】の左上の「A」マークをタップするとこの画面に。3時間前までの過去の渋滞状況を確認できる

【図4】各区間の現在の通過時間の表示。それぞれの区間表示の右側矢印をタップすると過去の通過時間の変遷を確認できる

【図4】各区間の現在の通過時間の表示。それぞれの区間表示の右側矢印をタップすると過去の通過時間の変遷を確認できる