運転するのが楽しいという人にとって、運転を代わって助手席にずっと座っているのは、退屈だったりしませんか。もちろん運転し続けると疲れるので交代してもらえるのはありがたいのですが、とはいえドライバーの横で寝るのは気が引けるし…。そんな時にオススメなのが「漫画ドライブ」。これは車から見える現実の景色を、未来世界へと変えてくれるAR(拡張現実)を使ったゲームです。iOS版のみで、無料です。

まずiPhoneをクレードルなどで固定するか、手持ちで進行方向に向けます。アプリを立ち上げ、車を走らせるとまず【図1】に。スムーズな運転ならばすぐに【図2】のように、画面上が未来世界へと変わります。最初は未来の「SHINBASHI」からスタートし、スムーズな運転であれば「SMOOTH DRIVING」という文字が画面に流れ、ポイントが貯まっていきます。「SHINBASHI」エリアをクリアしたら、次は「SHINAGAWA」「KAWASAKI」など、全部で68都市を巡ることができます。

逆に車が急ブレーキや急発進をすると【図3】のように「WARNING」が表示されます。そんな時はドライバーに「運転が荒いよ」など言ってあげましょう。それでも急発進や急ブレーキを繰り返すなど、ひどい場合には「ROUGH DRIVING!!」が表示されて画面が現在の世界に戻ります。

iPhone上の未来世界の画面は、スクロールで360度向くことが可能なので、横向きに走ったり後ろ向きも可能です。またゲームと言っても、車の運転がスムーズかどうかですから、運転していない助手席の人にとっては、ただ流れる景色を見ているだけでポイントが加算されていくゲームです。貯まったポイントで新しい乗り物をゲットすると(【図4】)、未来世界の風景も少し変わって…と、そんな風に遊んでいたら、あっという間に目的地までたどり着きました。助手席の退屈しのぎにはもってこいです。

私はまだ8番目の「ODAIBA」エリアまでしか進んでいないのですが、次のエリアはどこなのか、まだ乗っていない新しい乗り物になるとどうなるのか、興味は尽きません。無料でこれだけ助手席で楽しめるなら、ダウンロードする価値はありますよ。

Text/籠島康弘

「漫画ドライブ」。iOS版のみで無料。条件/iOS5.0以上。詳細はiTunesで確認を

「漫画ドライブ」。iOS版のみで無料。条件/iOS5.0以上。詳細はiTunesで確認を

【図1】アプリを起動した時点の画面。このように車窓と同じ景色が映る。車が動いていると感知すれば自動的にゲームはスタートする。

【図1】アプリを起動した時点の画面。このように車窓と同じ景色が映る。車が動いていると感知すれば自動的にゲームはスタートする。

【図2】バーチャル世界の画面。スムーズな走りをしていると「SMOOTH DRIVING」など文字が流れてくる。時折「ドドド」など漫画特有の文字も登場

【図2】バーチャル世界の画面。スムーズな走りをしていると「SMOOTH DRIVING」など文字が流れてくる。時折「ドドド」など漫画特有の文字も登場

【図3】急ブレーキや急発進時の際にはこのような警告が現れる。もっとひどい場合は画面が現実世界に戻ったり、ゲームが終了したりする

【図3】急ブレーキや急発進時の際にはこのような警告が現れる。もっとひどい場合は画面が現実世界に戻ったり、ゲームが終了したりする

【図4】乗り物の選択は【図1】の画面下の真ん中をタップ。上の画像は最初の乗り物「雷鳴」だ。ポイントにより別の乗り物を選ぶこともできる

【図4】乗り物の選択は【図1】の画面下の真ん中をタップ。上の画像は最初の乗り物「雷鳴」だ。ポイントにより別の乗り物を選ぶこともできる