愛車に油圧計や水温計などを表示する3連メーターを付けるほどではないけど、そういうのがあると何となくカッコイイかも、と思っている人もいるのではないでしょうか。今回はそんな3連メーター的な要素を、スマホをダッシュボードに備えることで叶えてくれるアプリ「Zilla」をご紹介します。iPhone版のみで無料です。

表示できるアイテムは全部で以下の14種類。「SPEED(速度)」「AVG SPEED(平均速度)」「AIR TEMP(外気温)」「TIME(時間)」といったわかりやすいものから、「TIRE LOADING(タイヤの荷重具合)」「BEARING(方角)」「ACCELERATION(加速Gのかかり具合)」「BRAKING(ブレーキによるGのかかり具合)」「FORWARD G(前後方向のG)」とそれをグラフにしたもの、「LATERAL G(横G)」とそれをグラフ化したもの、「VECTOR G(Gがどこにかかっているか示しているグラフ)」「TOTAL FORCE(トータルでかかっているGの数値)」というマニアックなものまで揃っています。

まずはiPhoneをホルダーなどに固定してアプリを立ち上げます。【図1】の右上の「設定」アイコンをタップすると、速度はキロメートル表示かマイル表示か、気温は摂氏か華氏かなどが選べます。あとは何を表示するかを選ぶだけ。【図1】のそれぞれのアイコンをタップすると、先の14種類が順番に現れますから、好みの内容を好みの位置に表示させればOK。これであなたの愛車にもコンパクトで見た目もカッコイイ機能的なメーターが備わります。

愛車で聴いている音楽を表示させたり(【図3】)、夜間はヘッドアップディスプレイで表示させたり(【図4】)などは一般的な車載メーターではなかなかできないこと。また同アプリ内からアドオン(85円)を購入すると、メーター類の色を青や緑などに変えることもできます。

荷重やGなどをいちいち気にしなかったとしても、表示されているだけで気分を盛り上げてくれます。特に夜間のヘッドアップディスプレイは、ちょっと感動。みなさんも一度試してみませんか?

Text/籠島康弘

「Zilla」。iOS版のみで無料。条件/iOS4.3以上。詳細はiTunesで確認を

「Zilla」。iOS版のみで無料。条件/iOS4.3以上。詳細はiTunesで確認を

【図1】例えばこのようなアイテムを表示できる。位置も種類も、お好みで変えることが可能

【図1】例えばこのようなアイテムを表示できる。位置も種類も、お好みで変えることが可能

【図2】6つも表示しないという人には3分割表示も選べる。メニューの一番左が6分割、二番目が3分割表示

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【図3】メニューの音符アイコンをタップすると、今iPhoneで聴いている曲が表示される。停止や次の曲など簡単な操作を行うことも可能だ

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【図4】ヘッドアップディスプレイ機能をオンにすると左のように逆さ文字表示に。これをダッシュボードに置いて右の写真(ブレあり)のようにフロントウインドウに投影する

【図4】ヘッドアップディスプレイ機能をオンにすると左のように逆さ文字表示に。これをダッシュボードに置いて右の写真(ブレあり)のようにフロントウインドウに投影する