ダッジ ナイトロ 【ニューモデル】

■ダッジの新しい戦略モデル、走りよりもまずはデザインに注目

◆コンセプト
ダッジならではの大胆さや力強さを表現したデザイン

ダッジブランドのミッドサイズSUV。全幅が1860mmもあるので日本では大柄なSUVとなる。外観デザインからはいかにもSUVらしい武骨な印象を受けるが、それがダッジブランドならではの大胆さや力強さの表現とつながっている。インテリアは機能的かつしっかりした感じの作りが印象的だ。

◆ドライブフィール
エンジン、AT、4WDのいずれもが古めかしい

搭載エンジンは3.7LV6の自然吸気SOHCで、いくつかのクライスラー車に搭載されているもの。ナイトロに搭載するのに当たって改良が加えられ、151kW/314N・mのパワー＆トルクを発生する。動力性能の数字はまずまずながら、レスポンスは鈍く吹け上がりはもっさりした感じ。しかも4速ATとの組み合わせなので、古めかしい印象になるのは避けられない。

4WDシステムは必要に応じてユーザーが切り替えるパートタイム式。走行中でも切り替えが可能だが、切り替えた後も機械式の直結4WDなので、タイトコーナーではブレーキング現象が発生して止まってしまう。4WDシステムも含めてナイトロの走りはいかにも大味で古い。デザイン重視で選ぶ車といえるだろう。