サブマリン現象|自動車なんでも用語集

サブマリン現象(さぶまりん・げんしょう)/[安全]

交通事故などが原因で、前方から強い衝撃を受けたとき、乗員の身体がシートの座面に押さえつけられるように潜り込んでしまう現象のことをサブマリン現象と呼ぶ。シートベルト未装着時はもちろん、たとえしていても装着位置が正しくなかったり、乗車姿勢が悪い場合にも発生する。

実際サブマリン現象が発生したら、乗員はシートから離れて室内下の空間に潜り込むようなかたちとなるため、乗員を拘束保護するはずのシートベルトをすり抜け、エアバッグの効果も失ってしまう。さらに、室内各部に2次衝突する可能性も高く、被害の拡大は避けられない。

防ぐにはシートベルトを正しく着用することが重要だが、一番大切なことは事故を起こさない運転を心がけることだろう。