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ワン・ツーフィニッシュによりドライバーズチャンピオンシップも首位に
ワン・ツーフィニッシュによりドライバーズチャンピオンシップも首位に
2015/10/13
小山町. ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:オリバー・ブルーメ)のポルシェ 919ハイブリッドは、10月11日に富士スピードウェイにて行われた世界耐久選手権第6戦において優勝し、4連勝を果たしました。この勝利によりポルシェはWECのマニュファクチュアラーチャンピオンシップだけでなくドライバーズチャンピオンシップにおいても首位に立ちました。
荒れた天候の富士スピードウェイにおけるレースで優勝したのはティモ・ベルンハルト(ドイツ)/ブレンドン・ハートレー(ニュージーランド)/マーク・ウェバー(オーストラリア)組でした。ロマン・デュマ(フランス)/ニール・ジャニ(スイス)/マルク・リーブ(ドイツ)組は2位となり、ル・マン24時間を含め今シーズン3度目のワン・ツーフィニッシュを飾り、マニュファクチュアラーポイントでは大幅にリードを増やしました。第6戦終了時のポイントはポルシェが264点、アウディが211点、トヨタは119点となっています。ドライバーズチャンピオンシップではベルンハルト/ハートレー/ウェバー組が1ポイント差でトップに立っています。
カーナンバー17のレース展開:
降雨のためレース開始から40分間に渡りセーフティーカーが隊列を率いて周回を重ねていきました。ポールポジションからスタートしたマーク・ウェバーはフルウェットタイヤを装着していましたが、コカ・コーラコーナーでコースアウトし4位までポジションを落とします。ハイブリッドシステムに発生したトラブルによりブーストが掛からない状態が続いたカーNo.17は23周目にチームメイトであるカーNo.18に先行を許し5位となります。31周目に始まりカーNo.1のトヨタがピットに入る42周目まで続いた2台の激しいバトルは富士スピードウェイに集まった観客を大いに魅了しました。43周目に給油のためピットインしたウェバーはカーNo.7のアウディとチームメイトの919ハイブリッドの後ろとなる3位で走行を続けます。ウェバーが担当したダブルスティントの後半、ウェット路面のなか追撃が始まります。72周目にチームメイトがトップに立ってから、ウェバーはカーNo.7のアウディと激しいバトルを展開します。幾度かポジションを入れ替えたのち、両車はピットに向かいます。ウェバーは81周目にブレンドン・ハートレーにステアリングを託すと同時に、このレースで始めてのタイヤ交換によりインターミディエイトスリックを装着してコースに復帰します。ハートレーは86周目にアウディ(カーNo.7)にパスされ2位に落ちますが、108周目には首位に返り咲きます。その後、2位に落ちますが、121周目に給油を行いセカンドスティントに突入。160周目まで走行した後、ティモ・ベルンハルトへ交代しました。スリックタイヤでコースインしたベルンハルトは193周目のピットストップで給油とともにニュータイヤを装着しチェッカーを目指しました。209周目、ついにベルンハルトはトップに立ちました。
カーナンバー18のレース展開:
長いセーフティーカーランが続きレースが始まった時、ロマン・デュマはフルウェットタイヤを履き2位を走行していました。しかしピットスピードリミッターが不意に作動したため、大きく順位を落とします。カーNo.17がハイブリッドシステムにトラブルが発生したタイミングでデュマは4位まで順位を戻し、25周目にはカーNo.1のトヨタをオーバーテイクし3位となりました。36周目にはアウディ(カーNo.8)を抜いて2位になったのち、LMP1クラスでもっとも遅いタイミングとなった44周目にピットに戻り給油のみを行います。デュマは71周目にカーNo.7のアウディからトップを奪取。82周目にマルク・リーブがコースインするとフルコースのイエローコーションが出されますが、インターミディエイトスリックを履いたリープは首位をキープしたまま122周目に給油のためピットインし、159周目にニール・ジャニへ代わります。スリックを履いたジャニはトップのまま走り続け、192周目にガソリンとフレッシュなスリックタイヤを得てコース復帰。209周目にベルンハルトと順位を入れ替え、そのまま2位でゴールしました。
LMP1担当副社長 フリッツ・エンツィンガー:「コンディションがめまぐるしく変わる難しいレースでしたが、目標を達成することができました。またワン・ツーフィニッシュを成し遂げてマニュファクチュアラーチャンピオンシップのリードを広げ、ティモとブレンドンとマークはドライバーズチャンピオンシップでも首位に立ちました。この素晴らしいチームとともに働けることは何より幸せなことです」。
チーム監督 アンドレア・ザイドル:「状況は激しく変化しましたが、すべての戦略が的中しました。6名のドライバー全員はミスもなく完璧で、これぞチームワークという見事な働きを見せてくれました。我々はまだ若いチームですが、難しいレースでも勝てることを証明したと思います。アウディはスタート直後からプレッシャーを与えてきました。本拠地ヴァイザッハで準備をしてきたスタッフも含めたチームすべてのメンバーに感謝いたします」。
ポルシェ919ハイブリッド(No. 17)のドライバーのコメント
ティモ・ベルンハルト(34歳、ドイツ):「マニュファクチュアラータイトルのため、目標としてきたワン・ツーフィニッシュという結果を得たことが私にとってはもっとも重要です。今日はチームメイトの919ハイブリッドが勝利に値するパフォーマンスを披露していました。難しいレースにもかかわらず最大限のポイントを獲得できました。しかしタイトルを得るためにはあと2つの6時間レースという長い道のりが待ち受けています」。
ブレンドン・ハートレー(25歳、ニュージーランド):「私が担当したダブルスティントの折り返し地点では、ピットアウトと同時に出たフルコースイエローによりチームメイトに大きな遅れを取りました。インターミディエイトスリックで走るにはトリッキーなコンディションで実際にウェットタイヤの方が速かったはずですが、最後の最後でスリックタイヤが生きました。カーNo.7のアウディにはコックピットのスイッチを操作している間にパスされましたが、フェアでクリーンなバトルを楽しみました」。
マーク・ウェバー(39歳、オーストラリア):「序盤はグリッブが少なくコカ・コーラコーナーではクラッシュ寸前になりました。ハイブリッドシステムにトラブルが発生した際は無線でピットと幾度も交信しました。ダブルスティントの後半には満足しています。カーNo.7のアウディと戦い、我々は予選の順位を取り戻すことができました」。
ポルシェ919ハイブリッド(No. 18)のドライバーのコメント
ロマン・デュマ(37歳、フランス):「簡単な状況でなかったのは間違いありません。スタート直後にマークはスピンし、私の919ハイブリッドではピットスピードリミッターが誤作動しました。間違ってスイッチを押してしまった可能性もありますが、ポジションを落としたことは確かです。トヨタに激しく追い立てられたせいか、20周に渡りブレーキにも違和感を感じました。スティント後半は前を走るライバルたち全員をオーバーテイクし、楽しむことができました」。
ニール・ジャニ(31歳、スイス):「開幕戦のシルバーストーン以来、トラブルのないレースでした。車も素晴らしく戦略も的中し、私たちはトップを走りました。フルコースイエローのタイミングにも恵まれました。後続に1分の差をつけてレースをリードするタイミングもあったと思います。シリーズ序盤の数レースにおけるトラブルでドライバーズタイトルの可能性は失ったことで、17号車に勝利を譲りました。悔しいのはもちろんですが、今は我慢して次のチャンスを待つつもりです」。
マルク・リーブ(35歳、ドイツ):「レース中盤のダブルスティントを走りました。走り始めの路面はインターミディエイトにはスリッパリー過ぎたため、苦しみました。雨が止んでからのペースは良く、本来の速さを見せることができたと思います。1分もの大差でリードしていたので、ブレーキの温度管理をしながらタイヤもセーブしました。レースで最速だったのは良いことです」。
世界耐久選手権(WEC)第7戦は、11月1日、中国の上海インターナショナル・サーキットで開催されます。
富士6時間レース(日本)、レース結果:
LMP1クラス
1. ベルンハルト/ハートレー/ウェバー(ドイツ/ニュージーランド/オーストラリア)組、ポルシェ919ハイブリッド、216周
2. デュマ/ジャニ/リーブ(フランス/スイス/ドイツ)組、ポルシェ919ハイブリッド、+14.306秒
3. ファスラー/ロッテラー/トレルイエ(スイス/ドイツ/フランス)組、アウディR18 e-tronクワトロ、-1周
4. ディ・グラッシ/デュバル/ジャービス(ブラジル/フランス/イギリス)組、アウディR18 e-tronクワトロ、-2周
5. デビッドソン/ブエミ/中嶋(イギリス/スイス/日本)組、トヨタTS040 HYBRID、-2周
6. ブルツ/サラザン/コンウェイ(オーストリア/フランス/イギリス)組、トヨタTS040 HYBRID、-13周
FIA世界耐久選手権(WEC)第6戦(全8戦)終了時点
ドライバー順位:
1. ベルンハルト/ハートレー/ウェバー(ドイツ/ニュージーランド/オーストラリア)、ポルシェ、129ポイント
2 ロッテラー/トレルイエ/ファスラー(ドイツ/フランス/スイス)、アウディ、128ポイント
3. デュマ/ジャニ/リーブ(フランス/スイス/ドイツ)、ポルシェ、95.5ポイント
4. ディ・グラッシ/デュバル/ジャービス(ブラジル/フランス/イギリス)、アウディ、79ポイント
5.タンディ(イギリス)、ポルシェ&オレカ、66ポイント
6. デビッドソン/ブエミ(イギリス/スイス)、59ポイント
7.バンバー/ヒュルケンベルグ(ニュージーランド/ドイツ)、ポルシェ、58ポイント
8. 中嶋(日本)、55ポイント
マニュファクチュアラーポイントスタンディングス:
1. ポルシェ 264ポイント
2. アウディ 211ポイント
3. トヨタ 119ポイント
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カーナンバー17のレース展開:<br />
降雨のためレース開始から40分間に渡りセーフティーカーが隊列を率いて周回を重ねていきました。ポールポジションからスタートしたマーク・ウェバーはフルウェットタイヤを装着していましたが、コカ・コーラコーナーでコースアウトし4位までポジションを落とします。ハイブリッドシステムに発生したトラブルによりブーストが掛からない状態が続いたカーNo.17は23周目にチームメイトであるカーNo.18に先行を許し5位となります。31周目に始まりカーNo.1のトヨタがピットに入る42周目まで続いた2台の激しいバトルは富士スピードウェイに集まった観客を大いに魅了しました。43周目に給油のためピットインしたウェバーはカーNo.7のアウディとチームメイトの919ハイブリッドの後ろとなる3位で走行を続けます。ウェバーが担当したダブルスティントの後半、ウェット路面のなか追撃が始まります。72周目にチームメイトがトップに立ってから、ウェバーはカーNo.7のアウディと激しいバトルを展開します。幾度かポジションを入れ替えたのち、両車はピットに向かいます。ウェバーは81周目にブレンドン・ハートレーにステアリングを託すと同時に、このレースで始めてのタイヤ交換によりインターミディエイトスリックを装着してコースに復帰します。ハートレーは86周目にアウディ(カーNo.7)にパスされ2位に落ちますが、108周目には首位に返り咲きます。その後、2位に落ちますが、121周目に給油を行いセカンドスティントに突入。160周目まで走行した後、ティモ・ベルンハルトへ交代しました。スリックタイヤでコースインしたベルンハルトは193周目のピットストップで給油とともにニュータイヤを装着しチェッカーを目指しました。209周目、ついにベルンハルトはトップに立ちました。<br /><br />
カーナンバー18のレース展開:<br />
長いセーフティーカーランが続きレースが始まった時、ロマン・デュマはフルウェットタイヤを履き2位を走行していました。しかしピットスピードリミッターが不意に作動したため、大きく順位を落とします。カーNo.17がハイブリッドシステムにトラブルが発生したタイミングでデュマは4位まで順位を戻し、25周目にはカーNo.1のトヨタをオーバーテイクし3位となりました。36周目にはアウディ(カーNo.8)を抜いて2位になったのち、LMP1クラスでもっとも遅いタイミングとなった44周目にピットに戻り給油のみを行います。デュマは71周目にカーNo.7のアウディからトップを奪取。82周目にマルク・リーブがコースインするとフルコースのイエローコーションが出されますが、インターミディエイトスリックを履いたリープは首位をキープしたまま122周目に給油のためピットインし、159周目にニール・ジャニへ代わります。スリックを履いたジャニはトップのまま走り続け、192周目にガソリンとフレッシュなスリックタイヤを得てコース復帰。209周目にベルンハルトと順位を入れ替え、そのまま2位でゴールしました。<br /><br />
LMP1担当副社長 フリッツ・エンツィンガー:「コンディションがめまぐるしく変わる難しいレースでしたが、目標を達成することができました。またワン・ツーフィニッシュを成し遂げてマニュファクチュアラーチャンピオンシップのリードを広げ、ティモとブレンドンとマークはドライバーズチャンピオンシップでも首位に立ちました。この素晴らしいチームとともに働けることは何より幸せなことです」。<br /><br />
チーム監督 アンドレア・ザイドル:「状況は激しく変化しましたが、すべての戦略が的中しました。6名のドライバー全員はミスもなく完璧で、これぞチームワークという見事な働きを見せてくれました。我々はまだ若いチームですが、難しいレースでも勝てることを証明したと思います。アウディはスタート直後からプレッシャーを与えてきました。本拠地ヴァイザッハで準備をしてきたスタッフも含めたチームすべてのメンバーに感謝いたします」。<br /><br />
ポルシェ919ハイブリッド(No. 17)のドライバーのコメント<br />
ティモ・ベルンハルト(34歳、ドイツ):「マニュファクチュアラータイトルのため、目標としてきたワン・ツーフィニッシュという結果を得たことが私にとってはもっとも重要です。今日はチームメイトの919ハイブリッドが勝利に値するパフォーマンスを披露していました。難しいレースにもかかわらず最大限のポイントを獲得できました。しかしタイトルを得るためにはあと2つの6時間レースという長い道のりが待ち受けています」。<br /><br />
ブレンドン・ハートレー(25歳、ニュージーランド):「私が担当したダブルスティントの折り返し地点では、ピットアウトと同時に出たフルコースイエローによりチームメイトに大きな遅れを取りました。インターミディエイトスリックで走るにはトリッキーなコンディションで実際にウェットタイヤの方が速かったはずですが、最後の最後でスリックタイヤが生きました。カーNo.7のアウディにはコックピットのスイッチを操作している間にパスされましたが、フェアでクリーンなバトルを楽しみました」。<br /><br />
マーク・ウェバー(39歳、オーストラリア):「序盤はグリッブが少なくコカ・コーラコーナーではクラッシュ寸前になりました。ハイブリッドシステムにトラブルが発生した際は無線でピットと幾度も交信しました。ダブルスティントの後半には満足しています。カーNo.7のアウディと戦い、我々は予選の順位を取り戻すことができました」。<br /><br />
ポルシェ919ハイブリッド(No. 18)のドライバーのコメント<br />
ロマン・デュマ(37歳、フランス):「簡単な状況でなかったのは間違いありません。スタート直後にマークはスピンし、私の919ハイブリッドではピットスピードリミッターが誤作動しました。間違ってスイッチを押してしまった可能性もありますが、ポジションを落としたことは確かです。トヨタに激しく追い立てられたせいか、20周に渡りブレーキにも違和感を感じました。スティント後半は前を走るライバルたち全員をオーバーテイクし、楽しむことができました」。<br /><br />
ニール・ジャニ(31歳、スイス):「開幕戦のシルバーストーン以来、トラブルのないレースでした。車も素晴らしく戦略も的中し、私たちはトップを走りました。フルコースイエローのタイミングにも恵まれました。後続に1分の差をつけてレースをリードするタイミングもあったと思います。シリーズ序盤の数レースにおけるトラブルでドライバーズタイトルの可能性は失ったことで、17号車に勝利を譲りました。悔しいのはもちろんですが、今は我慢して次のチャンスを待つつもりです」。<br /><br />
マルク・リーブ(35歳、ドイツ):「レース中盤のダブルスティントを走りました。走り始めの路面はインターミディエイトにはスリッパリー過ぎたため、苦しみました。雨が止んでからのペースは良く、本来の速さを見せることができたと思います。1分もの大差でリードしていたので、ブレーキの温度管理をしながらタイヤもセーブしました。レースで最速だったのは良いことです」。<br /><br />
世界耐久選手権(WEC)第7戦は、11月1日、中国の上海インターナショナル・サーキットで開催されます。<br /><br />
富士6時間レース(日本)、レース結果:<br /><br />
LMP1クラス<br />
1. ベルンハルト/ハートレー/ウェバー(ドイツ/ニュージーランド/オーストラリア)組、ポルシェ919ハイブリッド、216周<br />
2. デュマ/ジャニ/リーブ(フランス/スイス/ドイツ)組、ポルシェ919ハイブリッド、+14.306秒<br />
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4. ディ・グラッシ/デュバル/ジャービス(ブラジル/フランス/イギリス)組、アウディR18 e-tronクワトロ、-2周<br />
5. デビッドソン/ブエミ/中嶋(イギリス/スイス/日本)組、トヨタTS040 HYBRID、-2周<br />
6. ブルツ/サラザン/コンウェイ(オーストリア/フランス/イギリス)組、トヨタTS040 HYBRID、-13周<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br />
FIA世界耐久選手権(WEC)第6戦(全8戦)終了時点<br />
ドライバー順位:<br />
1. ベルンハルト/ハートレー/ウェバー(ドイツ/ニュージーランド/オーストラリア)、ポルシェ、129ポイント<br />
2 ロッテラー/トレルイエ/ファスラー(ドイツ/フランス/スイス)、アウディ、128ポイント<br />
3. デュマ/ジャニ/リーブ(フランス/スイス/ドイツ)、ポルシェ、95.5ポイント<br />
4. ディ・グラッシ/デュバル/ジャービス(ブラジル/フランス/イギリス)、アウディ、79ポイント<br />
5.タンディ(イギリス)、ポルシェ&オレカ、66ポイント<br />
6. デビッドソン/ブエミ(イギリス/スイス)、59ポイント<br />
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8. 中嶋(日本)、55ポイント<br /><br />
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荒れた天候の富士スピードウェイにおけるレースで優勝したのはティモ・ベルンハルト(ドイツ)/ブレンドン・ハートレー(ニュージーランド)/マーク・ウェバー(オーストラリア)組でした。ロマン・デュマ(フランス)/ニール・ジャニ(スイス)/マルク・リーブ(ドイツ)組は2位となり、ル・マン24時間を含め今シーズン3度目のワン・ツーフィニッシュを飾り、マニュファクチュアラーポイントでは大幅にリードを増やしました。第6戦終了時のポイントはポルシェが264点、アウディが211点、トヨタは119点となっています。ドライバーズチャンピオンシップではベルンハルト/ハートレー/ウェバー組が1ポイント差でトップに立っています。<br /><br />
カーナンバー17のレース展開:<br />
降雨のためレース開始から40分間に渡りセーフティーカーが隊列を率いて周回を重ねていきました。ポールポジションからスタートしたマーク・ウェバーはフルウェットタイヤを装着していましたが、コカ・コーラコーナーでコースアウトし4位までポジションを落とします。ハイブリッドシステムに発生したトラブルによりブーストが掛からない状態が続いたカーNo.17は23周目にチームメイトであるカーNo.18に先行を許し5位となります。31周目に始まりカーNo.1のトヨタがピットに入る42周目まで続いた2台の激しいバトルは富士スピードウェイに集まった観客を大いに魅了しました。43周目に給油のためピットインしたウェバーはカーNo.7のアウディとチームメイトの919ハイブリッドの後ろとなる3位で走行を続けます。ウェバーが担当したダブルスティントの後半、ウェット路面のなか追撃が始まります。72周目にチームメイトがトップに立ってから、ウェバーはカーNo.7のアウディと激しいバトルを展開します。幾度かポジションを入れ替えたのち、両車はピットに向かいます。ウェバーは81周目にブレンドン・ハートレーにステアリングを託すと同時に、このレースで始めてのタイヤ交換によりインターミディエイトスリックを装着してコースに復帰します。ハートレーは86周目にアウディ(カーNo.7)にパスされ2位に落ちますが、108周目には首位に返り咲きます。その後、2位に落ちますが、121周目に給油を行いセカンドスティントに突入。160周目まで走行した後、ティモ・ベルンハルトへ交代しました。スリックタイヤでコースインしたベルンハルトは193周目のピットストップで給油とともにニュータイヤを装着しチェッカーを目指しました。209周目、ついにベルンハルトはトップに立ちました。<br /><br />
カーナンバー18のレース展開:<br />
長いセーフティーカーランが続きレースが始まった時、ロマン・デュマはフルウェットタイヤを履き2位を走行していました。しかしピットスピードリミッターが不意に作動したため、大きく順位を落とします。カーNo.17がハイブリッドシステムにトラブルが発生したタイミングでデュマは4位まで順位を戻し、25周目にはカーNo.1のトヨタをオーバーテイクし3位となりました。36周目にはアウディ(カーNo.8)を抜いて2位になったのち、LMP1クラスでもっとも遅いタイミングとなった44周目にピットに戻り給油のみを行います。デュマは71周目にカーNo.7のアウディからトップを奪取。82周目にマルク・リーブがコースインするとフルコースのイエローコーションが出されますが、インターミディエイトスリックを履いたリープは首位をキープしたまま122周目に給油のためピットインし、159周目にニール・ジャニへ代わります。スリックを履いたジャニはトップのまま走り続け、192周目にガソリンとフレッシュなスリックタイヤを得てコース復帰。209周目にベルンハルトと順位を入れ替え、そのまま2位でゴールしました。<br /><br />
LMP1担当副社長 フリッツ・エンツィンガー:「コンディションがめまぐるしく変わる難しいレースでしたが、目標を達成することができました。またワン・ツーフィニッシュを成し遂げてマニュファクチュアラーチャンピオンシップのリードを広げ、ティモとブレンドンとマークはドライバーズチャンピオンシップでも首位に立ちました。この素晴らしいチームとともに働けることは何より幸せなことです」。<br /><br />
チーム監督 アンドレア・ザイドル:「状況は激しく変化しましたが、すべての戦略が的中しました。6名のドライバー全員はミスもなく完璧で、これぞチームワークという見事な働きを見せてくれました。我々はまだ若いチームですが、難しいレースでも勝てることを証明したと思います。アウディはスタート直後からプレッシャーを与えてきました。本拠地ヴァイザッハで準備をしてきたスタッフも含めたチームすべてのメンバーに感謝いたします」。<br /><br />
ポルシェ919ハイブリッド(No. 17)のドライバーのコメント<br />
ティモ・ベルンハルト(34歳、ドイツ):「マニュファクチュアラータイトルのため、目標としてきたワン・ツーフィニッシュという結果を得たことが私にとってはもっとも重要です。今日はチームメイトの919ハイブリッドが勝利に値するパフォーマンスを披露していました。難しいレースにもかかわらず最大限のポイントを獲得できました。しかしタイトルを得るためにはあと2つの6時間レースという長い道のりが待ち受けています」。<br /><br />
ブレンドン・ハートレー(25歳、ニュージーランド):「私が担当したダブルスティントの折り返し地点では、ピットアウトと同時に出たフルコースイエローによりチームメイトに大きな遅れを取りました。インターミディエイトスリックで走るにはトリッキーなコンディションで実際にウェットタイヤの方が速かったはずですが、最後の最後でスリックタイヤが生きました。カーNo.7のアウディにはコックピットのスイッチを操作している間にパスされましたが、フェアでクリーンなバトルを楽しみました」。<br /><br />
マーク・ウェバー(39歳、オーストラリア):「序盤はグリッブが少なくコカ・コーラコーナーではクラッシュ寸前になりました。ハイブリッドシステムにトラブルが発生した際は無線でピットと幾度も交信しました。ダブルスティントの後半には満足しています。カーNo.7のアウディと戦い、我々は予選の順位を取り戻すことができました」。<br /><br />
ポルシェ919ハイブリッド(No. 18)のドライバーのコメント<br />
ロマン・デュマ(37歳、フランス):「簡単な状況でなかったのは間違いありません。スタート直後にマークはスピンし、私の919ハイブリッドではピットスピードリミッターが誤作動しました。間違ってスイッチを押してしまった可能性もありますが、ポジションを落としたことは確かです。トヨタに激しく追い立てられたせいか、20周に渡りブレーキにも違和感を感じました。スティント後半は前を走るライバルたち全員をオーバーテイクし、楽しむことができました」。<br /><br />
ニール・ジャニ(31歳、スイス):「開幕戦のシルバーストーン以来、トラブルのないレースでした。車も素晴らしく戦略も的中し、私たちはトップを走りました。フルコースイエローのタイミングにも恵まれました。後続に1分の差をつけてレースをリードするタイミングもあったと思います。シリーズ序盤の数レースにおけるトラブルでドライバーズタイトルの可能性は失ったことで、17号車に勝利を譲りました。悔しいのはもちろんですが、今は我慢して次のチャンスを待つつもりです」。<br /><br />
マルク・リーブ(35歳、ドイツ):「レース中盤のダブルスティントを走りました。走り始めの路面はインターミディエイトにはスリッパリー過ぎたため、苦しみました。雨が止んでからのペースは良く、本来の速さを見せることができたと思います。1分もの大差でリードしていたので、ブレーキの温度管理をしながらタイヤもセーブしました。レースで最速だったのは良いことです」。<br /><br />
世界耐久選手権(WEC)第7戦は、11月1日、中国の上海インターナショナル・サーキットで開催されます。<br /><br />
富士6時間レース(日本)、レース結果:<br /><br />
LMP1クラス<br />
1. ベルンハルト/ハートレー/ウェバー(ドイツ/ニュージーランド/オーストラリア)組、ポルシェ919ハイブリッド、216周<br />
2. デュマ/ジャニ/リーブ(フランス/スイス/ドイツ)組、ポルシェ919ハイブリッド、+14.306秒<br />
3. ファスラー/ロッテラー/トレルイエ(スイス/ドイツ/フランス)組、アウディR18 e-tronクワトロ、-1周<br />
4. ディ・グラッシ/デュバル/ジャービス(ブラジル/フランス/イギリス)組、アウディR18 e-tronクワトロ、-2周<br />
5. デビッドソン/ブエミ/中嶋(イギリス/スイス/日本)組、トヨタTS040 HYBRID、-2周<br />
6. ブルツ/サラザン/コンウェイ(オーストリア/フランス/イギリス)組、トヨタTS040 HYBRID、-13周<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br />
FIA世界耐久選手権(WEC)第6戦(全8戦)終了時点<br />
ドライバー順位:<br />
1. ベルンハルト/ハートレー/ウェバー(ドイツ/ニュージーランド/オーストラリア)、ポルシェ、129ポイント<br />
2 ロッテラー/トレルイエ/ファスラー(ドイツ/フランス/スイス)、アウディ、128ポイント<br />
3. デュマ/ジャニ/リーブ(フランス/スイス/ドイツ)、ポルシェ、95.5ポイント<br />
4. ディ・グラッシ/デュバル/ジャービス(ブラジル/フランス/イギリス)、アウディ、79ポイント<br />
5.タンディ(イギリス)、ポルシェ&オレカ、66ポイント<br />
6. デビッドソン/ブエミ(イギリス/スイス)、59ポイント<br />
7.バンバー/ヒュルケンベルグ(ニュージーランド/ドイツ)、ポルシェ、58ポイント<br />
8. 中嶋(日本)、55ポイント<br /><br />
マニュファクチュアラーポイントスタンディングス:<br />
1. ポルシェ 264ポイント<br />
2. アウディ 211ポイント<br />
3. トヨタ 119ポイント<br /><br />
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<!-- short sentence start -->小山町. ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:オリパー・ブルーメ)のポルシェ 919ハイブリッドは、富士スピードウェイにおけるFIA世界耐久選手権(WEC)第6戦の予選においてフロントロウを独占しました。ティモ・ベルンハルト(ドイツ)/ブレンドン・ハートレー(ニュージーランド)/マーク・ウェバー(オーストラリア)組は、カーNo.17の919ハイブリッドでポールポジションから、ロマン・デュマ(FR)/ニール・ジャニ(スイス)/マルク・リーブ(ドイツ)組がドライブするもう1台のポルシェ919ハイブリッド(カーNo.18)は2番グリッドから明日の決勝レースをスタートいたします。<!-- short sentence end --><br /><br />
この結果により、今シーズンの6戦中に両車がそれぞれ3度のポールポジションを獲得したことになります。WECの予選は各チーム2名のドライバーの平均ラップタイムで争われます。ここ富士スピードウェイの予選でベルンハルトとウェバーは1:22.763、デュマとリープは1:23.071を記録しました。<br /><br /><br />
4.549 kmのチャレンシングなレイアウトを誇る富士スピードウェイで、チャンピオンシップはいよいよ佳境を迎えます。ポルシェは2つのタイトル獲得に向けて戦っています。マニュファクチュアラー ポイントにおいてポルシェは220ポイントでアウディ(186ポイント)とトヨタ(101ポイント)をリードしています。ドライバーズチャンピオンシップではベルンハルト/ハートレー/ウェバー組が103ポイントでトップまで10ポイント差に迫っています。デュマ/ジャニ/リープ組は77.5ポイントで3位につけています。日曜日の決勝レースは雨の予報が出ておりエキサイティングなレースが期待されます。<br /><br /><br />
富士スピードウェイにおける第6戦は日本時間の日曜日11時にスタートいたします。ライブ映像やタイミング、などは無料のFIA WECアプリから、ライブタイミングとGPSトラッキングはポルシェ モータースポーツアプリ(無料)でもご覧いただくことが可能です。<br /><br />
レース後のコメント<br /><br />
LMP1担当副社長 フリッツ・エンツィンガーのコメント:「6戦で6度目のポールポジション、そして6回目のセカンドグリッド獲得。予選結果として、これ以上望むべくものはありません。明日は両チームともにポディウムフィニッシュを期待しています。マニュファクチュアラーチャンピオンシップでリードを広げ、ドライバーズチャンピオンシップで差を縮めることが目標です。決勝レースでは予想外のことが結果に大きな影響を与えるものです。予報によると天候は変化するようですし、アウディは想像以上に手強くなっていました。興奮するレースになることをお約束します。<br /><br />
チーム監督 アンドレア・ザイドルのコメント:「引き続き予選で素晴らしい結果を残すことができました。この富士でアウディが速いことは、昨日のプラクティスセッションですでに分かっていたことです。車のパフォーマンスは継続して向上し、すべてのドライバーも素晴らしい走りを披露してくれました。明日は接戦になるでしょう。戦いという意味だけでなく天候を考えても、我々にとってチャレンジングなレースになることは間違いありません。少なくともレース序盤は雨が降るようです」。<br /><br /><br />
LMP1テクニカル・ディレクター アレクサンダー・ヒッツィンガー:「やはりアウディとは接戦になりました。その要因の一つとして、予想以上にダウンフォースが少なかったことが挙げられます。これはタイヤのマネージメントが決勝レースで大きな役割を果たすことを意味しています」。<br /><br />
ポルシェ919ハイブリッド(No. 17)のドライバーのコメント<br />
ティモ・ベルンハルト(34歳、ドイツ)のコメント:「我々はポールポジションの獲得に喜んでいます。マークはスーパーラップを披露しました。セクター1で少しタイムロスしましたが私の走りも劣らずに良かったと思います。予選での差は大きなものでは無かったので、明日は僅差のレースになるでしょう。チームメイトの919ハイブリッドとアウディも手強い相手です」。<br /><br />
マーク・ウェバー(39歳、オーストラリア)のコメント:「予選でまたもワン・ツーを獲得できたのはチームとして喜ぶべき結果です。これまでの予選で我々は強さを見せてきましたが、今日はアウディの7号車からプレッシャーをかけられました。しかし努力しただけの結果を得られました。ティモのドライビングは素晴らしく、最後に18号車をフロントロウに持ってきたマークのアタックも見応えあるものでした」。<br /><br />
ポルシェ919ハイブリッド(No. 18)のドライバーのコメント<br />
ロマン・デュマ(37歳、フランス)のコメント:「ここでの2番手グリッドは我々にとってベストの結果といえます。私のアタックも悪くはなかったので不満はありません。第一コーナーではブレーキが予想以上に冷えていたため、ブレーキングで少しタイムを失いました」。<br /><br />
マルク・リーブ(35歳、ドイツ)のコメント:「決勝に向けてタイヤを温存するため、ロマンはユーズド・タイヤでアタックしました。予選から激しい戦いになりました。このため私の最後の1ラップでニュータイヤを投入することになり、完璧なアタックを求められました。タイムアップすることはできましたがトラフィックもあったため、もっとタイムを縮めることも可能でした」。<br /><br />
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<!-- short sentence start -->小山町. ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:オリバー・ブルーメ)の911RSRで世界耐久選手権(WEC)のGTE-Proクラスに参戦するポルシェ チーム・マンタイは、第6戦富士6時間レースを2位と4位でフィニッシュし、タイトル獲得へ向けて重要なポイントを獲得しました。<!-- short sentence end --><br />
ニュルブルクリンクとオースティンの2レースで連続してワン・ツーフィニッシュを飾った同チームの911RSRは、470PSの出力を誇るスポーツカーの象徴であるポルシェ911をベースとした最も強力なレースバージョンであり、52,000人の観衆を集めた富士スピードウェイの6時間レースにおいて、フランス人ドライバーのフレデリック・マコヴィッキ/パトリック・ピレ組が2位を獲得しました。チームメイトであるリヒャルト・リーツ(オーストリア)/ミヒャエル・クリステンセン(デンマーク)組は4位でした。フォーミュラ・ワンと並んで最も重要なモータースポーツイベントのひとつであり、全8戦で争われるWECの第6戦終了時点でリヒャルト・リーツはGTドライバー選手権のポイントリーダーの座を維持しています。<br />
GTE‐Amクラスではハリウッドスターでありレーシングドライバーであるパトリック・デンプシー(アメリカのテレビドラマ グレイズ・アナトミー 恋の解剖学など)は、彼にとって初のWEC優勝を飾りました。厳しい天候の中、プライベートチームであるデンプシー・プロトン・レーシングとしてパトリック・ロング(アメリカ)/マルコ・ジーフリード(オーストリア)と組んで911RSRを走らせる彼はすでに今シーズン、伝統あるルマン24時間で2位を獲得しています。<br /><br />
31台の強力なマシーンがフォーメーションラップを開始した時、富士山は暗く厚い雲に隠れていました。日本の聖なる山の麓に位置する一周4.563kmのサーキットは前夜から続いた雨で深い水に覆われていたためスタートから17Lapにわたってイエローフラッグが提示されていました。ついにグリーンフラッグに変わった時、パトリック・ピレはすべてのポルシェドライバーの中でも最良のスタートを切ることができました。一週間前のユナイテッド・スポーツカー・チャンピオンシップで豪雨のレースを制してUSCCのタイトルを獲得したフランス人ドライバーは、3台のライバルをかわしてカーNo.92の911RSRを2番手まで浮上させていました。スリップストリームを利したNo.91の911RSRを駆るミヒャエル・クリステンセンも健闘し、9番手グリッドから3台のライバルを抜き、レース開始から9ラップ目にはチームメイトを抜き去りクラストップに踊り出ました。<br /><br />
激しい降雨によりフルコースイエローが提示されたこの時点で、まだレースは1時間が経過しただけでした。フルウェットの路面に対してリアエンジンレイアウトを持つ911RSRは、その卓越したトラクション性能を利してGTクラスのトップを走っていました。43周目にミヒャエル・クリステンセンがリヒャルト・リーツに911RSRのステアリングを渡した直後も、2012年の富士でGTクラスを制しているオーストリア人ドライバーがトップの座に返り咲くまで6ラップしか必要としませんでした。レーススタートから2時間が経過し、雨の勢いが少しずつ弱まり、観客が傘をしまい始めた頃でもコースコンディションはトリッキーでした。気まぐれな天気は一見収まったようでもコース上の争いはますます激しさを増していきます。レースが折り返しを迎えた時点でパトリック・ピレがトップのフェラーリ追撃を開始しました。ピレは少しずつギャップを詰めていき、長いストレートエンドでフェラーリをしとめたのは105周目のことでした。<br />
路面が徐々に乾き始めて911RSRがスリックタイヤへ交換したのはフィニッシュまで2時間を残した段階でした。この時2台のRSRはトップの座を失いましたが、ふたたび目を見張る追い上げを開始し、パトリック・ピレはポルシェ マンタイチームを2番手まで復帰した時チェッカードフラッグを迎えました。<br /><br />
WECのGTドライバー選手権でリヒャルト・リーツは今もリードを保っています。またポルシェチームマンタイもGTE-Proのチームポイントでトップにいます。マニュファクチュアラーポイントでは、あと中国の上海とバーレーンのサクヒルの2レースを残してポルシェは2位に位置しています。<br />
GTE-Amクラスではルマンで総合優勝を遂げたアール・バンバー(ニュージーランド)が見事な追い上げを見せて観客を魅了しました。フィニッシュまで数ラップを残した段階までクラスの下位にいたプライベートチーム、アブダビ・プロトンレーシングの911RSRを走らせた彼は3位まで順位を上げましたが、追い越しをかけてきたLMP1スポーツプロトタイプと接触し、傷ついたホイール交換のためのピットストップにより彼とクリスチャン・リード、クハレド・アルクバイシの3人は5位でフィニッシュすることになりました。<br /><br />
レース後のコメント<br />
マルコ・ウジャーシ GTモータースポーツ総合プロジェクトリーダー:「マニュファクチャラーとチームごとに異なる戦略が入り乱れた、混乱したレースになりました。この中で私たちは成しえる最良の結果を得ることができたと思います。しかし分析すべき要素は数多くあり、次のレースでより強くなるためには充分な分析が必要です。カスタマーチームであるデンプシー・プロトン・レーシングのWEC初優勝には心から賛辞を送りたいと思います。彼らの努力は驚くべきものでした。淀みのないピットストップ作業やコース上でのパフォーマンス、そして完璧なドライバーチェンジのタイミングの結果です。おめでとうの言葉を贈りたいと思います。<br /><br />
リヒャルト・リーツ(911 RSR No. 91): 「今回のレースは観客が望みえる最良の内容だったと思います。私たちもこの状況を楽しむことができました。今日の私たちは色々な正しい選択をしてきました。不運なことにレースマーシャルがコーション時のオペレーションについて当初行っていた説明と異なる結論を出したことによって我々は苦労しました。その混乱の結果が表彰台の場所に表れています。こういう形で決定が下されたのは残念なことです。私たちのマシーンは今日もすばらしかったのですが、こうした状況のせいで本来可能であった結果を獲得できませんでした」。<br /><br />
ミヒャエル・クリステンセン(911 RSR No. 91): 「悪天候とイエローコーションの連続、そしてクラッシュなどにより、正しい戦略を導くのが難しいレースになりました。もっとも様々な出来事は私たちに有利な影響を与えることはなく、元の状況へ戻されるだけのことでした」。 <br /><br />
パトリック・ピレ(911 RSR No. 92): 「とにかく混乱したレースでした。すべてのことが完璧に行われなかったことで、正直なところ満足とは言い難い面があります。タイヤチョイスは不運でしたが、それは私の判断ミスでもあります。路面が乾いていく状況に合わせて正しいタイミングでスリックへ変えることができませんでした。私はまだタイヤ交換するには早く、あと数ラップしたいと考えました。このせいで後々、また短いうちに再ピットインの必要が生じ、そこでずいぶんとタイムを失いました。終盤、少しでも多くのポイントを稼げるよう最大限の努力をしました。色々なトラブルがありましたが、それでも私たちは自分達の持つポテンシャルを見せることができたと思います。個人的には次の上海のレースで勝つことに気持ちを切り替えています」。<br /><br />
フレデリック・マコヴィッキ(911 RSR No.92): 「間違いなくこれはいい結果だと思います。今日のレースはすべてのチームにとって非常に難しいコンディションで、スタートからフィニッシュまで最前を尽くしました。不幸にもスリックへ変えるタイミングを誤りましたが、パトリックはそんな状況の下で最大限のことをしてくれました」。<br /><br />
パトリック・デンプシー(911 RSR No.77): 「最高の気分です。私たちにとってWECで最初の優勝なのですから。私たちはシーズンを通してこの日のために努力を重ねてきました。私自身は雨が降る最初の長いスティントを担当して、それからは長時間待つことになりました。そしてまたマシーンに戻ったのはチェッカーが出る直前でした。私はとにかくミスを犯さないことだけを考えて走りました。とにかく今日は色々な出来事がありました。パトリックは無線で逐次アドバイスをくれ、マルコは素晴らしいスティントを演じてくれ、そしてチームの戦略は完璧でした。ポルシェが今シーズン私たちに寄せてくれたサポートには本当に感謝しています。私がドライバーとして成長できたのはそのおかげです。今日は最高の一日でした、そして今後富士スピードウェイは最も好きなサーキットになるはずです」。<br /><br />
パトリック・ロング(911 RSR No.77): 「ルマンを2位でフィニッシュしてからモチベーションを保つのに苦労しました。ですが今回の優勝がすべてを塗り替えてくれました。チーム全員がひとつのミスを犯すこともなく、マルコはレース中盤を申し分のないドライビングでリードしてくれました。今日の成功はこのおかげです」。<br /><br />
マルコ・ゼーフリード (911 RSR No.77): 「私が担当していたスティントの間、そんなにいいポジションにいるということは、あまり理解していませんでした。仕事に立ち向かっている間はレースがどういう展開になっているかわかりにくいものです。私は120%の力を発揮していたわけではなく、速くそして安定したラップタイムを刻むようにしました。今日の私たちのマシーンは素晴らしい状態でした。このトリッキーなサーキットで911RSRを走らせるのはとても楽しい時間でした」。<br /><br />
WEC第7戦(全8戦)は11月1日、中国・上海で行われます。<br /><br />
レース結果<br />
GTE-Pro クラス<br />
1.ブルーニ/ヴィランダー(イタリア/フィンランド), フェラーリF458 イタリア 193 周<br />
2.ピレ/ マコヴィッキ(フランス/フランス), ポルシェ911 RSR 192周<br />
3. リゴン/カラド(イタリア/イギリス), フェラーリ F458 イタリア 192周<br />
4. リーツ/クリステンセン(オーストリア/デンマーク), ポルシェ 911 RSR 192周<br />
5. ソーレンセン/二ゴール(デンマーク/デンマーク), アストンマーチン 191周<br />
6. ターナー/アダム(イギリス/イギリス), アストンマーチン 190周<br />
7. マクドォール/リース/ミュッケ (イギリス/ブラジル/ドイツ), アストンマーチン190周<br /><br /><br />
GTE-Am クラス<br />
1. デンプシー/ロング/ぜーフリード(アメリカ/アメリカ/ドイツ), ポルシェ911RSR 187周<br />
2. ダラ・ラナ/ラミー/ラウダ(カナダ/ポルトガル/オーストリア), アストンマーチン187周<br />
3. ペロード/コラール/アグアス(フランス/フランス/ポルトガル), フェラーリF458イタリア186周<br />
4. ロダ/ルベルティ/シルベスト(イタリア/イタリア/デンマーク), コルベット 185周<br />
5. リード/バンバー/アルクバイシ(デンマーク/ニュージーランド/UAE), ポルシェ911 RSR 185周<br />
6. ベルトリーニ/シェイタル/バソフ (イタリア/ロシア/ロシア), フェラーリF458イタリア 185周<br />
7. カステラッチ/グリフィン/ホール(イタリア/イギリス/イギリス), アストンマーチン 184周<br /><br />
ポイント状況 GTE-Pro 第6戦時点(全8戦)<br />
世界耐久カップ GTマニュファクチュアラー <br />
1. フェラーリ, 228 ポイント<br />
2. ポルシェ, 215ポイント<br />
3. アストンマーチン, 147ポイント<br /><br />
世界耐久カップ GTドライバー <br />
1. リヒャルト・リーツ, ポルシェ, 110 ポイント<br />
2. ダビデ・リゴン, ジェームス・カラド, フェラーリ, 103ポイント<br />
3. ジャンマリア・ブルーニ, トニ・ヴァイランダー, フェラーリ, 93.5ポイント<br />
4. ミヒャエル・クリステンセン, ポルシェ, 92ポイント<br />
5. フレデリック・マコヴィッキ, ポルシェ, 78ポイント<br />
10. パトリック・ピレ, ポルシェ, 60ポイント<br /><br />
FIA 耐久トロフィー GTE-Pro チーム<br />
1. ポルシェ チーム・マンタイ, No.91 ポルシェ, 119 ポイント<br />
2. AF コルセ, No.71 フェラーリ, 117ポイント<br />
3. AF コルセ, No.51 フェラーリ, 111ポイント<br /><br />
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