▲3代目に比べ、室内空間が広くなった4代目ホンダ ステップワゴン。今、予算100万円で狙いたいグレードをご紹介▲3代目に比べ、室内空間が広くなった4代目ホンダ ステップワゴン。今、予算100万円で狙いたいグレードをご紹介

1.5BOXミニバンの人気&定番モデル

1996年5月にデビューしたステップワゴンは、5ナンバーサイズながら背の高い箱形ボディで広い室内空間を確保するとともに、多彩なシートアレンジやユーティリティでファミリーを中心に高い支持を獲得。

以来、シリーズ5代目となる現行型まで、5ナンバーサイズミニバンの人気&定番モデルの地位をキープし続けている。

今回注目するのは、2009年10月~2015年3月に生産されたシリーズ4代目。

両側スライドドアや低床・低重心プラットフォームを採用したシリーズ3代目の路線を引き継ぎながら、室内空間をさらに広げ、燃費性能も向上させるなど、大きくアップグレードされたモデルだ。

また、3列目シートを床下格納タイプに変更し、使い勝手も進化している。

▲スクエアなボディ形状で、大きさの割には見切りが良い ▲スクエアなボディ形状で、大きさの割には見切りが良い
▲低床・低重心パッケージと、先代モデルよりも拡大された全長・全高により、クラス最大のキャビンスペースが実現された ▲低床・低重心パッケージと、先代モデルよりも拡大された全長・全高により、クラス最大のキャビンスペースが実現された

予算100万円圏内には低年式&多走行車が多い

4代目の中古車流通量は、今年4月前半から増加傾向にあり、現時点では1900台前後で推移。相場も順調に下落しており、相場の平均価格は124万~125万円の水準まで下がってきた。

同時に、予算100万円圏内の物件も流通量全体の20%を占めるまで増えている。

ただし、予算100万円で4代目ステップワゴンを狙う際に注意しておきたいポイントが2点ある。

ひとつは「走行距離10万kmオーバーの物件が多い」こと。

もうひとつは「2012年4月以降の後期型には、まだ手が届かない」ということ。

つまり、高年式&低走行車を狙うには時期尚早ということだ。

一方で、グッドニュースもある。予算100万円あれば、お得な新車時価格だった標準車のG系だけではなく、上級グレードにあたる精悍かつ高級な雰囲気のスパーダ系も視界に入ってくる。

標準のG系に比べ物件数は多くないものの、スパーダも選択肢に加えられることで、物件選びの楽しみが一段と上がるに違いない。

予算100万円なら今が攻め時!

以上を踏まえたうえで、オススメは以下の2グレード。

①標準車のG Lパッケージ

▲標準車は流通量も多いため、総額100万円で狙う際のメインターゲットとなる ▲標準車は流通量も多いため、総額100万円で狙う際のメインターゲットとなる

流通量が多く狙いやすいのが最大のメリット。メーカーオプションだったスカイルーフ(巨大なサンルーフ)やフローリングフロアを備えた物件ならバリュー度はグンとアップ。

また、運が良ければ走行距離7万km台の物件が見つかるのもグッドだ。

▼検索条件

ホンダ ステップワゴン(4代目)×G Lパッケージ×総額100万円以下×全国

②スパーダZ

▲専用エアロをまとった上級グレード「スパーダ」も総額100万円以内の射程圏内 ▲専用エアロをまとった上級グレード「スパーダ」も総額100万円以内の射程圏内

新車時価格260万円オーバーだった中上級グレードで、主要な安全装備や快適装備が標準で装着されているためバリューは十分。予算100万円圏内の台数は少ないものの、走行距離10万km以下の物件を手に入れるチャンスがあるのもうれしい。

▼検索条件

ホンダ ステップワゴン(4代目)×スパーダZ×総額100万円以下×全国


前にも触れたが、2012年4月以降の後期型が予算100万円圏内に下りてくるまで、まだ時間がかかるだろう。

また、低走行の前期型が爆発的に増える可能性も低いと考えられる。

そういった意味でも、今は予算100万円で4代目ステップワゴンで狙うグッドタイミングと言えそうだ。

文/中野剛、写真/ホンダ

▼検索条件

ホンダ ステップワゴン(4代目)×総額100万円以下×全国