▲2013年に登場した現行型ハリアー。先代よりもサイズがコンパクトになりました。エンジンもダウンサイジングが図られ、16km/L(2WDモデル)と燃費も向上しています ▲2013年に登場した現行型ハリアー。先代よりもサイズがコンパクトになりました。エンジンもダウンサイジングが図られ、16km/L(2WDモデル)と燃費も向上しています

お得なガソリン車に狙いを定めよう

2013年にデビューした高級SUV、トヨタ ハリアー(現行型)。登場から中古車相場がなかなか下がらない時期が続いていましたが、ついに下落が始まりました。理由は中古車流通台数の増加。ようやく中古車の台数が増え始めたことで、本体価格300万円以下の物件が選べるようになってきました。

300万円以下の物件を見ていくと、2.0Lのガソリンエンジンモデルがそのほとんど。現行型のハリアーは2Lのガソリンエンジンモデルと2.5L+モーターのハイブリッド仕様がありますが、ここは狙いやすいガソリン仕様にターゲットを定めましょう。

ハイブリッドと燃費の差が……と思う方もいらっしゃるでしょうが、購入時の価格差をガソリン代で取り戻せるのは一部のヘビーユーザーの方。例えば1年に1万km程度走行する一般的な使い方をする方であれば心配無用かと思います。

未登録車や試乗車上がりの物件に注目!

そして特に注目すべきなのは、状態が新車に限りなく近い未登録車や走行距離1万km未満の試乗車上がりと思われる物件が300万円以下の物件に含まれていること。現行型のハリアーがこの価格というのもうれしいところですが、状態のよいこうした物件が選べるようになったというのはニュースですね。

中古車市場でいちばんに狙われるのは、最安値帯と未登録車に代表される高年式・低走行距離の状態の良い物件の2つ。その両方を兼ね備えた物件が選べる今がチャンスです。

今回ご紹介する本体価格300万円以下の物件の大半を占めるのが、その中間となるグレードであるELEGANCE(エレガンス)です。ハリアーには新車時価格が安い順にGRAND(グランド)、ELEGANCE(エレガンス)、PREMIUM(プレミアム)と大きく分けて3つのグレードがあります。

エレガンスはグランドに比べ運転席が8ウェイパワーシートになり、シート生地もファブリック+合成皮革、または本革となるなど高級感がアップ。ハリアーならではのラグジュアリー感が十分味わえますし、中間グレードということで基本的な装備はすべて網羅していますから、安心してアタックできますよ。

▲平均価格の下落をもたらしたのは大幅な中古車掲載台数の増加。まさに買い時、選び時です ▲平均価格の下落をもたらしたのは大幅な中古車掲載台数の増加。まさに買い時、選び時です

▲エレガンスの内装(写真はハイブリッド仕様車)。SUVというと高級感よりは実用性を重視した無骨なインテリアが多いのですが、ハリアーはいい意味でSUVらしくない高級感を備えています ▲エレガンスの内装(写真はハイブリッド仕様車)。SUVというと高級感よりは実用性を重視した無骨なインテリアが多いのですが、ハリアーはいい意味でSUVらしくない高級感を備えています
text/若菜乱太郎(編集部)
photo/トヨタ自動車