▲ミニバンの中でも売れ筋の日産 セレナ。ECOモーター付きアイドリングストップ機構が追加され、先代よりもエコ性能が向上しました ▲ミニバンの中でも売れ筋の日産 セレナ。ECOモーター付きアイドリングストップ機構が追加され、先代よりもエコ性能が向上しました

クラス最大級の広々とした室内が魅力

2010年11月に登場した、4代目となる現行型の日産 セレナ。2007年から2009年まで、3年間連続してミニバン販売台数日本一を達成した日産の売れ筋ミニバンです。

セレナの魅力は何といってもクラス最大級の広々とした室内。トヨタ ヴォクシーの室内全長が2930mmに対して、セレナはなんと3060mm! 3列目でもゆったり座ることができます。座席を折りたたむなど、シートアレンジも自由自在で、フルラゲージ(2人乗車)なら26インチ自転車が4台積載可能です。家族でのお出かけに使うも良し、本格的なレジャーに使うも良し、な車です。

また、ミニバンながら燃費の良さも魅力。アイドリングストップとの相乗効果により、16.0km/L(JC08モード)を実現しました。ハイブリッド車は中古車市場では少し高めですが、頻繁に使う方は検討してみてもいいかもしれません。

▲最大で8人が乗れる広々とした室内。3列目のシートにも余裕があります ▲最大で8人が乗れる広々とした室内。3列目のシートにも余裕があります
▲シートアレンジ次第で、大容量の荷室スペースを確保することができます ▲シートアレンジ次第で、大容量の荷物を積み込むことも可能です

平均価格が下落してきた今が狙い目

2015年9月から10月にかけて相場がピークに達した現行型ですが、11月以降に流通量が増えようやく相場が下落に転じました。相場下落の要因は、走行距離の多い低年式車が数多く市場へ流出したことでしょう。

これまで1.4万km程度だった平均走行距離が、11月初旬から一気に2万kmを超え、12月18日時点で2.3万kmまで延びています。この現象は、流通量増と相場下落が始まったタイミングと一致します。確かに、総額130万円以下の最安値帯の物件は、軒並み走行距離6万kmオーバーとなります。

とにかく安く買いたい! という人には、総額140万円以下で買える2Lガソリン車がオススメです。走行距離は比較的多いですが、中には2万km台や5万km台の物件もあります。一方、ハイブリッド車の最安値帯は総額140万~160万円の水準。流通量の割合ではハイブリッド車が全体の6割近くを占めていますが、新車の人気も高いため相場は下がりにくいようです。ハイブリッド車を狙うのであれば、予算を180万円まで上げるといいでしょう。

また、総額180万円まで予算が許すなら、ハイブリッド車の他に、人気のハイウェイスターやカスタムルックのライダーも射程圏内に。予算に合わせてグレードを選べば、いい買い物ができそうですね。

▲かっこよさを求める人にオススメのライダー。専用のフロントグリルやフロントバンパーが装備されています ▲かっこよさを求める人にオススメのライダー。専用のフロントグリルやフロントバンパーが装備されています
▲グラフは11月末時点のものですが、徐々に物件数が増加し、12月21日時点では約1800台に。それに伴い、10月半ばあたりから価格が下落しています ▲グラフは11月末時点のものですが、徐々に物件数が増加し、12月21日時点では約1800台に。それに伴い、10月半ばあたりから価格が下落しています
text/ゆきだるま(編集部)
photo/日産、編集部