中身は一流、値段は三流、中古車ユーザ 【なんでもベスト10】
カテゴリー: クルマ
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2008/10/30
中身は一流、値段は三流、中古車ユーザー必見!
中古車市場には中身がいいのに安い車って、結構数多く存在しています。安いのは仕入れ値が安いことと、安くしないと売れないことを意味しています。だからといって満足度が低いわけではありません。個性派や実力派、とくとご覧ください。気になる車は中古車カタログや物件をチェックしてみてください。面白い出会いが待っているかもしれません。
第5位はルノーメガーヌツーリング(旧型)。一般的にセダン(メガーヌの場合はハッチバック)とステーションワゴンがラインナップされているモデルでは、ステーションワゴンのほうが中古車で高値安定しやすい傾向にあります。しかしメガーヌツーリングの中古車相場は、順当にこなれています。コンパクトなボディサイズながら荷物はたっぷり積めるし、リアのガラス部分だけの開閉もできて何かと便利。ハッチバックほどのインパクトはないですが、それでも十分個性的です。
第4位はVWニュービートル(現行)。新車時における注目度に比べ、中古車でのお買い得感が意外と見逃されている感じがします。愛くるしいデザインは普遍性を感じさせてくれ、これからも色褪せることはないでしょう。プラットフォームはゴルフと共通で、特段走りに文句はありません。日常の足として国産コンパクトを狙うくらいなら、ニュービートルなんていかがでしょう? 50万円くらいから探せて、かなりの個性派。それでいて老若男女問わずオススメできる一台です。
第3位はボルボS60(現行)。最近でこそクーペスタイリングのセダンが増えつつありますが、実はS60は2001年からクーペスタイリングを導入していました。ボルボといえばステーションワゴンを思い浮かべがちで、どうしてもほかのモデルを見逃しがちです。また人気がないからか、値落ち感に富んでいて100万円くらいから狙えます。たっぷりとしたシートサイズなので、長距離移動にうってつけ。乗っている人を疲れさせません。エンジンバリエーションが豊富なこともポイントです。
第2位はキャデラックドゥビル(絶版)。グローバル化の名のもとに、アメ車らしさが失われつつある昨今。ドゥビルはキャデラック最上級モデルにして、アメ車テイストを残しながら当時の最先端技術を盛り込んだ車でした。どこまでもフラットに走ろうとする柔らかめのサスペンション、低速からトルクフルに回るエンジン、豪華なのにプラスチックが安っぽさをもたらす内装、どれをとってもアメリカン。これを個性と呼ばずして、何と呼びましょう。今のうちに味わいましょう。
第1位はVWボーラ(絶版)。「質実剛健」という言葉は、よくドイツ車を表すときに用いられます。しかし、最近ではドイツ車も“色気"を打ち出そうとしています。そのほうが売れるのでしょう。そんななか、不人気だったボーラは堅物でした。どこまでも生真面目に作られた感が、強く印象に残っています。新車時のセールスは不調だったようで、あっけなく販売終了。中古車市場もガタ落ちしていて、あまり見向きもされないのでしょう。しかし車としては完璧です。しかも安い。