購入費用は節約したいけど、クルマ選びにガマンはしたくない
最新装備に高性能。新車の魅力はやっぱり大きい
でも、同じクルマが中古車なら「半額」と聞けばどーする?
今もっとも話題のプリウスからファミリィユースのセレナまで
購入時のポイントを実際にお店に行って徹底チェック!

Prius

トヨタ プリウス(2003年~)

トヨタ プリウス(2003年~)|新車の半額で狙う現行モデル
FMCは来年5月?
icon_popup.gifカタログを見る
icon_popup.gif中古車相場表
icon_popup.gif中古車を探す
流通量の増加で価格幅が拡大中
保証にこだわって多走行中古車を狙え!
燃費性能も基本メカニズムも変わらない前期型に注目!!
ガソリン価格の急上昇で、中古車での人気が高まっているのがプリウスだ。登場から5年を迎え、流通量が増加した前期型の相場が半額以下になるのは当然。今後も増えるはず。取材したクルマは2005年式の前期型。「問い合わせは多いですよ。お客さんの年齢層も幅広いですね。このクルマの場合は前期型というのと、走行距離が長いのでかなり割安になってるんです」( 東京トヨタ自動車U-car金町店・椎橋主任)。プリウスが最初のマイナーチェンジを行ったのは2005年11月。この時は内外装がリファインされ、足回りのチューニングや遮音性の向上などの改良も施されているが、基本的なメカニズムは変わっていない。プリウス最大の魅力、燃費性能については同じなのだ。多走行を気にするユーザーは多いだろうが、ここはディーラー系列だけにメンテナンス面も安心。わずか1万500円の追加で3年間の走行無制限保証が受けられるのは大きい。
トヨタ プリウス(2003年~)|新車の半額で狙う現行モデル
前期型なら新車の半額以下で選択可能
2005年までの前期型の場合、1.5Sを中心に新車価格の半額以下の中古車が多くなってきている。特に2005年式は最初の車検を迎えていることもあって流通量も多くなっており、新車の特別保証期間(5年間)も残っているのでオススメだ。


Serena

日産 セレナ(2005年~)

日産 セレナ(2005年~)|新車の半額で狙う現行モデル
FMCはまだ先!!
icon_popup.gifカタログを見る
icon_popup.gif中古車相場表
icon_popup.gif中古車を探す
ライバル車の多いミニバンは
走行距離より装備の充実度が決め手!
7万kmならまだまだ問題なし 有償保証も付ければ安心度アップ
まだまだミニバン人気は続いているがその中でも人気による相場の差はある。セレナは流通量が増加し、また他のモデルの人気が要因となって半額近くの物件も出た。「このセレナは走行7万kmということでさらに安くなっていますが、現行型ですからね。これが若い人に人気のヴォクシーやノアなどだと、旧型の同じ年式でも170万円近くのものもあります」( u-neo スタイル店・岡さん)。セレナはその実用性の高さで、ファミリィユースとしての評価が高い車。ファミリィ層中心のこの店でも、価格優先で選ぶお客さんが多いとか。装備は文句なし。DVDナビ、両側パワースライドドア、インテリジェントキーも付く。「これは新車保証も残ってますし、うちではプラス4万9900円で2年間走行無制限の全国対応保証も用意してます。それほど長距離を乗らない人なら、こういった程度のいい多走行車を選ぶのはありでしょう」(岡さん)
日産 セレナ(2005年~)|新車の半額で狙う現行モデル
高年式でも値下がり率が高く買い得
人気の高いライバル車が多いこともあり、2006年式でも半数以上が半額以下ゾーンとなっている。純正カーナビがHDD化されたのは2006年12月のマイナーチェンジ以後だから、あえてナビなしの中古車を安く買って最新ナビを装着するのも手だ。


Roadster

マツダ ロードスター(2005年~)

マツダ ロードスター(2005年~)|新車の半額で狙う現行モデル
FMCはまだ先!!
icon_popup.gifカタログを見る
icon_popup.gif中古車相場表
icon_popup.gif中古車を探す
価格の魅力と信頼性を両立させた
修復歴車をあえて狙う
走行距離たった1.6万kmそれでも新車の半額以下
ロードスターのデビューは2005年で、やっと初期モデルが最初の車検を迎え始めたばかり。だが、もともとこういったオープン2シーターはファッション的に購入されることも多く、販売台数はデビュー時に集中し、また買い替えるまでの期間が短くなりがちだ。そのため、新車販売台数が少ない割には中古車の流通量が増え、値落ちした。2005年式では新車購入時で300万円近くになる2.0RSがほぼ半額で購入可能な範囲の150万円前後が中心となっている。それにしても、今回取材した車両は99万円という価格で、半額が125万円のRSでは最安値。その理由は修復歴車だからだ。「フロントに軽い修復歴がありますが、しっかり修復されています。修復歴がなければ130万円くらいですから、それでも新車の半額近くの値段ですよ」(ジャンプ三郷センター・中川店長)。修復歴なしだけじゃなく、高年式、低走行の半額ロードスターの流通も近いだろう。
マツダ ロードスター(2005年~)|新車の半額で狙う現行モデル
走行距離や状態による価格差が大
ロードスターの場合走りを求めるユーザーも多く、中古車のコンディションには幅がある。これに応じて相場の幅も広がっている。新車の半額で買うためには、今回のような修復歴車のほかは、メンテナンスの行き届いた多走行車を探してみるのも手だ。


Legacy Outback

スバル レガシィ アウトバック(2003年~)

スバル レガシィ アウトバック(2003年~)|新車の半額で狙う現行モデル
FMCは来年!
icon_popup.gifカタログを見る
icon_popup.gif中古車相場表
icon_popup.gif中古車を探す
デビューから5年でバリエーション豊富
選び方次第で買い得度アップ!
商品知識のある専門店で比べつつ見極めよう
2003年デビューのレガシィアウトバックは、レガシィツーリングワゴンをベースにした上級ワゴン。デビューから5年が経過し、来年にはモデルチェンジがウワサされている。販売期間が長く、マイナーチェンジも行われていることが値落ちの原因だろう。「以前からのスバルファンには旧型レガシィの人気も根強いんですが、さすがにうちでも5年を経過した現行型の流通量が上回ってますし、価格も下がってきました。現行モデルは燃費の良さも魅力ですね」。こう語るのは、アウトバックだけでも常時10台前後を在庫しているTHIRTY東京の満平店長。レガシィの場合、人気車ながら5年目というロングセラーに加え、バリエーションの豊富さによる相場の違いを利用して買い得な車を探すのがコツだから、こういった店でまず相談してみるのが早道だろう。「オススメはボクサー6を搭載した3L。標準でも装備満載で、色やオプションにこだわらなければ安さを追求できます」(満平店長)
スバル レガシィ アウトバック(2003年~)|新車の半額で狙う現行モデル
年式を変えるより数多くの中古車を見比べる
流通量が多いこともあり順調に値落ちしているが、同年式でも相場の幅が大きい。ボディカラーでは黒が高く、次に白。シルバーやゴールドは安め。スポーツ志向ではないこともあって品質は安定しているが、低年式では整備状況も確認して選ぼう。
Report/上田泰久
※この記事は、カーセンサー関東版17号(8月21日発売)の特集をWEB用に再構成したものです