ホンダ シティ ▲スラントしたノーズに加えて張り出したフェンダーが与えられ、初代シティの中で最高峰モデルとして君臨したシティターボIIを連想させるいで立ちで登場するコンパクトEV。N-ONE BEVのプラットフォームが改修されたうえで用いられる見立て

※当記事はムックハウス社の発行する雑誌「マガジンX」編集部より寄稿いただたものです。内容は雑誌の内容をWEB用に一部再編成しています。マガジンXの詳細は記事末のリンクをご確認ください

軽がNコロなら、登録車はシティ?ホンダが開発中のコンパクトBEVとは

前回、N-ONEのBEVバージョンをご紹介したがホンダの小型EV戦略には続きがある。N-ONEから一部コンポーネントを流用して登録車バージョンが準備されているのだ。

開発中のコンパクトBEVは懐かしの初代シティターボIIをオマージュにしていることをキャッチした。
 

ホンダ シティ▲シビックの下に位置するコンパクト2BOXとして1981年に発表された。その2年後に追加されたターボIIはクラス初のインタークーラーを採用。55mmの全幅ワイド化に貢献したブリスターフェンダーが特徴的で、ブルドッグの愛称で親しまれた

登録車版小型BEVはベースとなったNシリーズ同様の丸目ランプが用いられることは容易に想像がつくが、それに加えてブリスターフェンダーも与えられてマッシブな雰囲気が演出される。

ここではアルミホイール、ボンネットフードのバルジなど一部の世代にウケそうな懐かしいディテールを盛り込んで予想してみた。果たしてこの予想どおり、ブルドッグの生まれ変わりとなるのか?
 

思い起こされるスタディモデル

シティオマージュといえば思い出されるのが2023年のジャパンもビリティショーで出品された「サスティナC」だ。

会場では赤いボディと黒バンパー、丸いヘッドランプなど初代シティを思い出させるデザインが与えられていた。

今回スクープした情報とも合致しており、コンパクトBEVの存在を明示する目的もあったのだろう。

ホンダ シティ▲2023年のジャパンモビリティショーに出品されたスタディモデルの「サスティナC」。背高のボディと丸いヘッドランプが初代シティを思い起こさせる。一緒に展示されてた「ポケットコンセプト(写真右の電動バイク)」は現代版モトコンポともいえるスタディモデル

Honda eのコンポーネント流用じゃダメだったのか?

ホンダはBEV専用の後輪駆動シャシーを開発してHonda eを送り出した。しかし、メインターゲットに定めた欧州市場での事業方針を転換したことで販売台数は少量に終わった。

せっかく仕立てたコンポーネントは流用されることなく単車種への採用に終わった。おそらくコスト回収もまともに行えていないだけにあの時のユニットを流用する考えはなかったのか。

そんなHonda eと同格のコンパクトBEVはスポーツ色の強さが前面に打ち出されHonda eのほのぼの系シティコミューターと違ったキャラクターに仕立てられるだろう。

※2025年1月24日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

【諸元・スペック】
■予想発表時期:2026年以降
■全長×全幅×全高:3890×1700×1550(mm)
■搭載エンジン:電気モーター
 

文/マガジンX編集部
写真/マガジンX編集部、ホンダ