ホンダ N-ONE ▲N-ONEのボディを流用しつつフロントフェンダーから前が作り分けられるBEVバージョンには、Honda eに似た顔つきが与えられるだろう。フタ状に成形されたボンネットフードの下には電動コンポーネントが搭載される見立て

※当記事はムックハウス社の発行する雑誌「マガジンX」編集部より寄稿いただたものです。内容は雑誌の内容をWEB用に一部再編成しています。マガジンXの詳細は記事末のリンクをご確認ください

N-ONEベースの新型BEVは、Honda eの面影が残る?

ホンダがN-ONEをベースにしたBEV(電気自動車)を年内に発売することは公表されているとおり。果たしてどのような車に仕上がるのだろうか。
 

ホンダ N-ONE▲写真は現行モデル(エンジン車)。往年のN360をオマージュしたデザインが特徴で、フルモデルチェンジを経てもエクステリアデザインは継承された

どうやらBEV仕様は独自の意匠が与えられるようだ。現行モデル(エンジン車)では、左右を除いてボンネットフードが前下がりに設定され丸目ランプが上方に飛び出して強調されている。

一方BEV仕様モデルは、水平ノーズが与えられる模様だ。Honda e、ダイハツ ミラトコット、スズキ MRワゴンなどを思い起こされる造形だ。Nシリーズ同様リング状テールライトは健在。
 

ホンダ N-ONE▲三菱と共同開発された日産 サクラは2022年5月に発売され軽乗用BEVを身近な存在にした。2024年の販売台数は2626台

バッテリー関連部品の遅れはどうなる?

すでに生産拠点のある三重県鈴鹿市ではカモフラージュされたテストカーが走っている。2台の試験車両には日産 サクラ(しかも鈴鹿ナンバーではなく所沢ナンバー)が付き添っていたという。

すでに公表されているようにN-ONEのBEV版は年内に発表される。ただ、バッテリー関連の部品に生産遅れが発生しているため、当初の計画より遅れるとの情報が複数から寄せられている。

サクラ/三菱 eKクロスEVの軽BEV市場での独走に待ったをかけられるのか。

※2025年1月24日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

【諸元・スペック】
■予想発表時期:2025年12月
■全長×全幅×全高:3395×1475×1550(mm)
■搭載エンジン:電気モーター
 

文/マガジンX編集部
写真/マガジンX編集部、ホンダ、日産自動車