マツダ CX-5 ▲次期モデルとなる新型CX-5がシャープなデザインに生まれ変われば、市場で異彩を放つことができるだろう。マツダのデザイナーがこだわるボディ側面に移り込む光の移ろい(リフレクション)はどんな表情を見せるだろうか

※当記事はムックハウス社の発行する雑誌「マガジンX」編集部より寄稿いただたものです。内容は雑誌の内容をWEB用に一部再編成しています。マガジンXの詳細は記事末のリンクをご確認ください

世界戦略SUVの次期モデル、新型CX-5とは?

マツダ CX-5は年間30万台以上のグローバル販売を記録し、マツダを支える屋台骨へと成長した。現行2代目は発売から7年が経過しモデル末期を迎えている。2025年下期にお目見えする可能性が高い3代目はどのような姿で現れるだろうか?

次期モデルとなる新型CX-5はマツダのスモール商品群の刷新第1弾となる。引き続きエンジン横置きのFF方式に仕立てられるが、シャシーはマツダ3から使われているものの改良版にアップデートされる。

このアーキテクチャーはシートからボディ、足回りまで包括的に開発されたもの。バランスの取れた一体感がウリに掲げられている。また、電動化を視野に入れた改良が施されることは言うまでもない。
 

HEVでも意のままの走りか

電動化については新しいハイブリッド機構が初採用される見立て。人馬一体というキーワードに代表されるようにマツダは長らく「意のままのドライブフィール」にこだわってきた。

そのため、ラーバンドフィールと揶揄される疑似トランスミッションの変則制御を用いるとは考えにくく、あくまでもドライバビリティ優先の車に仕立てられるに違いない。

そこで思い出されるのが、ラージ商品群に使われている「トルコンレスAT」だ。縦置きATをエンジン横置きのCX-5には流用できないが、もし横置きATが同じ発想で開発されたならばストロングHEVが完成するだろう。

シャープなデザインの実現に期待

デザインはKODOデザインの進化に期待したい。中国専売の「EZ-6」が日本国内でも高い評価を得ていることから、次期CX-5もシャープな印象が強まるのではないか? と期待したくなる。

新型CX-5は国内では2025年下半期にアンベールされる見通しだが、それに先がけて夏にヨーロッパなど海外で走行テストが実施されるかもしれない。

※2024年12月25日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

【諸元・スペック】
■予想発表時期:2025年12月
■全長×全幅×全高:4600×1850×1690(mm)
■搭載エンジン:2.5L 直4 他
 

文と写真/マガジンX編集部