トヨタ カローラ、まさかの3ナンバー化を検討中
カテゴリー: クルマ
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2016/10/05
常に日本ユーザーを念頭において開発
トヨタ カローラは、日本のモータリゼーションを引っ張ってきたブランドと言っても過言ではない。現行モデルでは、日本向けがわざわざ作り分けられたほどだ。しかし、基本性能の向上とプラットフォーム戦略の影響で、次期モデルは3ナンバーとなる可能性が出てきた。
日本はもちろん、世界でも活躍するカローラ。これまでに世界で4000万台以上が生産され、国内だけでも1000万台が売れた。現在、派生車を含めると、世界154ヵ国で販売されているトヨタの看板車種だ。
今年で生誕50周年を迎えるカローラはクラウン同様、常に日本ユーザーを念頭に置いて開発されてきた。レクサスを含めて5系列ある国内販売チャンネルで、唯一車名を関した「カローラ店」が存続しているのもその証しと言える。
新世代シャシーで全幅が拡大
11代目に当たる現行モデルは海外向けが3ナンバー幅だが、国内向けにはヴィッツのプラットフォームが用いられ、5ナンバー幅に抑えられている。しかし、12代目となる次期モデルで、ついに国内向けも3ナンバー幅への拡幅が決断される模様だ。
最大の理由は、現行プリウスから採用が始まったTNGA世代のCプラットフォームが起用されるから。いま使われているBプラットフォームはBセグメント級で、ライバルであるマツダ アクセラやスバル インプレッサ、日産 シルフィなどのCセグメント車に比べて、商品力で劣る。
こうしたライバル車たちは、もともと日本市場向けに作られたものが、国内外の需要が逆転するに連れて次第に大型化。いまでは日本で言う3ナンバーボディが当たり前になった。次期カローラもとうとう、こうしたライバル勢と同じ道を進むというわけだ。
販売店の声などにも対処すべく開発は進められる
しかし、この3ナンバー化に反対する販売店の発言力は強いようだ。手頃なサイズ感を保つため、全長がプリウスより長い海外向けとは別仕立てとなる。自動車税が上がらないよう、エンジンは1.5L 直4が継承される。ただし、大幅改良が施され、JC08モードは現行モデルの23.4km/Lより一段と高められる。
トップモデルにはオーリスと同じく、1.2Lダウンサイジング直噴ターボが採用される。低中回転域から太いトルクを発生し、燃費を抑えつつ、車体をグイグイと前に進めるスポーティなエンジンだ。さらに見逃せないのが、1.5Lディーゼルターボの設定も計画されていること。
当然、1.5Lハイブリッドも踏襲される。また、プリウスに続いてe-4WDも用意され、降雪地域の需要にも応えていく。なお、シャシー変更に伴ってリアサスペンションは、トーションビーム式からダブルウィッシュボーンに進化する。
※2016年10月5日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません
【SPECIFICATIONS】
■予想発表時期:2019年9月
■全長×全幅×全高:4400×1750×1450(mm)
■搭載エンジン:1.2L 直4+ターボ
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