【徳大寺有恒氏 追悼企画】VINTAGE EDGE×徳大寺有恒 アーカイブス Vol.4
カテゴリー: クルマ
タグ: EDGEが効いている / VINTAGE EDGE
2014/12/10
VINTAGE EDGE PDF版を公開
2014年11月7日、日本のモータージャーナリズムの巨匠、徳大寺有恒氏が他界されました。日本の自動車文化に多大な貢献をされた徳大寺さんを偲び、カーセンサーEDGEに約5年にわたり連載された「VINTAGE EDGE×徳大寺有恒」を美しい写真と巨匠の一言とともに振り返ります。今回は、「'61 BENTLEY CONTINENTAL SII H.J.-Mulliner Coupe」、「'69 CHEVROLET CAMARO SS」、「'66 MORRIS MINI COOPER S Mk1」、「'85 FERRARI 288GTO」です。実際に掲載された記事をPDFで公開しています。
【'61 BENTLEY CONTINENTAL SII H.J.-Mulliner Coupe】 「僕が出会った中で最も好きなクルマがコレなんだ」
1959年から62年までの3年間作られたベントレーSII。その中でもコンチネンタル2ドアクーペはとびきり優雅で大陸を疾走するにふさわしいモデルである。コーチビルダーはH.J.マリナー。アルミ製のハンドメイドボディで架装した。エンジンはベントレーSIの伝統的な6気筒ユニットから59年のSIIより新たに設計したV型8気筒を搭載した。このエンジンは航空機エンジンとしても定評あるシリコンを含む耐熱アルミ合金ブロック製で6.2Lのキャパシティからトップスピードは実に200㎞/hを超えた。
【Vintage EDGEはこちらで読むことができます】
【'69 CHEVROLET CAMARO SS】 名前を受け継ぐことの大切さを教えてくれるクルマだね
1967年から69年のわずかな期間で発売された、シボレーのFRスポーツクーペ&オープンカー。マスタングが開拓したポニーカーの市場にシボレーが投入した意欲モデルでエンジンラインナップは直6とV8の2種類。グレードはZ28、RS、SSの3種類が用意されていた。また69年には425psのハイパワーエンジンを搭載したモデルが69台製作され、その年のSCCAトランスアメリカン・チャンピオンシップの2.5L以上のクラスでは優勝を飾っている。
【Vintage EDGEはこちらで読むことができます】
【'66 MORRIS MINI COOPER S Mk1】 当時、 乗り比べ て日本車との違いに驚いたもんだよ
1959年から2000年まで生産された世界的な名車。水冷4気筒エンジンを横置きにし、トランスミッションをエンジン下部に収めるなど、当時としては画期的なレイアウトを採用し、小型ながら4人が乗れる実用性を実現。開発者のイシゴニスの狙い通り、そのコンセプトと形、サイズは世界から受け入れられた。また、日本ではミニクーパーの名前で呼ばれることが多いが、ミニクーパーとはミニをベースにジョン・クーパーがスペシャルモデルとして開発したスポーツモデルのことであり、スタンダードのミニとは似て非なるものである。
【Vintage EDGEはこちらで読むことができます】
【'85 FERRARI 288GTO】 買えないからこそ憧れる、 それがスーパーカー
1984年から85年まで製造され、希少価値も非常に高いスペチアーレモデル。グループBのホモロゲーションに沿い、308をベースに開発された。デザインはピニンファリーナが担当し、400HP、50.6kg-mを生み出す2855ccのV8エンジンを搭載していた。競技車両として開発されたもののレースに参戦することはなかったが、のちに288GTO Evoluzioneという特別なレースモデルが開発され、その開発で培ったノウハウがF40へと継承されていった。総生産台数は272台、日本への正規輸入は1台だけだったと言われている。
【Vintage EDGEはこちらで読むことができます】
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
あわせて読みたい
- 西川淳の「SUV嫌いに効くクスリをください」 ランボルギーニ ウルスの巻
- EVハイパーカーメーカー「リマック」が今熱い!従来のスーパーカーを猛追するクロアチアの新星【INDUSTRY EDGE】
- 【功労車のボヤき】「オペルとは思えないほどイカしてる!」というトホホな褒め言葉に涙した日もあったけど……。オペル一族の逆襲!?
- 【試乗】メルセデス・ベンツ 新型Sクラス│”新時代の車”を堪能できるラグジュアリーセダンの最高峰!
- ドア開閉音からも分かる卓越したビルドクオリティ、空冷時代だからこそ生きたポルシェの技術力
- 【試乗】新型 フォルクスワーゲン T-Cross│「TさいSUV」はハッチバックよりもどこが欲張りか? 実際に乗って考えた
- 今はもう中古車でしか味わえない高純度FR、国産を代表するミドルセダンのレクサス GS【Back to Sedan】
- 世界で3社しか市販していないレアなFCVの1台、トヨタ MIRAIのドライブフィールに注目! 【EDGE’S Attention】
- 【試乗】新型 アウディ A4 アバント│実用性の高いアバントボディがクアトロらしい俊敏な走りとマッチし、絶妙にバランスがとれた逸品
- アルピナ B8 4.6リムジン。それはある意味「永遠の命」をもつ希少名車だった。【NEXT EDGE CAR】