第20回 トヨタ ヴェロッサ スペチアーレ 【見つけたら即買い!?】
カテゴリー: クルマ
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2008/05/14
■イタリアンなルックスの“スペシャル”な一台
比較的おとなしめなデザインの多いトヨタ車の中にあって、とても異色なセダンが一台。それはイタリア語のVero(真実)とRosso(赤)を組み合わせたヴェロッサです。9代目(110系)マークIIをベースに作られた、実質的にはチェイサー/クレスタの後継車ではありますが、ヴェロッサの特徴あるエクステリアは、ベースとなったそれとは似ても似つかないもの。与えられた名前にふさわしく、イタリアの空気を感じさせるスタイルはコアな人気を博しました。そんなヴェロッサのなかで、“スペチアーレ”というイタリア語で販売された特別仕様車があります。スペチアーレとはスペシャル、すなわち特別なという意味です。今回の即買いは特別なヴェロッサを紹介します。
ヴェロッサ・スペチアーレは、トヨタの架装モデルを手がけるモデリスタから2002年1月に発売されました。2Lと2.5LのNA、2.5Lターボの3種類のエンジン構成で、全5グレードをラインナップ。そのなかで最も即買いなモデルが、専用のターボチャージャー(ヤマハ製)を装備した最上位グレードのVR25 SGです。
最高出力は300psを発生、当時としては珍しく280ps超えを果たしています。ほかにも走りに徹した装備として、スポーティチューンマフラーやローダウンスポーツサスペンションを装備しています。
加えて、特徴的なエクステリアをさらに際立たせる専用のエアロパーツを装備。“Speciale”のエンブレムも、フロント&リアに奢られます。ただでさえ存在感のあるヴェロッサが、注目を集めること間違いなし、です。
車としての素性は、9代もの歴史を重ねたマークIIがベースなので間違いないでしょう。考え方としては、伝統的なトヨタのセダンの安心感に包まれながら、スタイリッシュなイタリア車に乗れる、と思えば良いワケです。新車時はベース+60万円の392万~397.5万円で販売されましたが、中古車になればそこまでの割高感はないはず。
若干アクの強いイタリア的なデザインは、好みがわかれるかもしれませんが、人とは違う車に乗りたい人にはオススメしたい一台です。気になった人はしたの検索窓に「ヴェロッサ スペチアーレ」と入れて探してみてください。
<カーセンサーnet編集部・フクダ>
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