第15回アルファ147/156/156スポーツワゴン リネア ロッサ 【見つけたら即買い!?】

■ブラックボディに映えるレッドラインがこのモデルの証し

アルファロメオを車好き以外にも広めたモデルと言えば、いくつかあるでしょうが、なかでも手頃なサイズと値段設定で人気のハッチバック・アルファ147と、クーペのように美しいボディをもっていた4ドアセダン・アルファ156は外せないでしょう。当然、中古車も多く選びやすいのですが、他人と違う車に乗りたい！という人にとっては、痛し痒しの状況です。

そんな人に今回オススメしたいのが、アルファ147と156および156スポーツワゴンに設定された特別仕様車リネア ロッサ（Linea Rossa）。リネア ロッサとは「赤いライン」を意味するイタリア語です。2004年6月28日に発表され、同年7月10日より販売されました。
　

その言葉通り、まずはボディサイドに引かれた赤いキャラクターラインが印象的です。この赤いラインを際立たせるために、ボディカラーが限定されています。147はルクソア ブラック、156と156スポーツワゴンはキャラミ ブラックと、いずれも黒いボディカラーのみとなります。
赤いラインは、シフトノブにも及びます。147は5MTとセレスピードが選べましたが、どちらのシフトノブにも“リネア ロッサ”の入ったオリジナルのシフトノブが。また156もやはり5MT、セレスピード、4ATのすべてが“リネア ロッサ”入りのオリジナルシフトノブ。

そのほか17インチ専用アルミホイール、ヘッドライトウォッシャー、ショートアンテナ、レッドレザーインテリア（156と156スポーツワゴンはドアパネルも含む）、専用パーキングブレーキハンドル、レッドレザーキーホルダー、オーナメント付き専用フロアマット、ヒーテッドシート等、リネア ロッサ専用の装備がふんだんに備わっています。これなら見ても乗ってもオーナーの満足感を満たすのではないでしょうか。

さらに156と156スポーツワゴンは、専用設計されたBOSEサウンドシステムを搭載した「BOSEバージョン」と、カーナビを搭載した「NAVIバージョン」の２つから選ぶことができました（ナビバージョンの場合は後で述べる価格の、19万9500円高という設定です）。BOSEバージョンはCDチェンジャーやオーディオコントローラー付きレザーステアリング、サブウーファーなどが備わります。 逆に156で標準装備されていたレインセンサー、オドセンサー、ミストセンサーがなぜか省かれていますが、まぁこれだけの専用装備が施されているのですから、それくらいは目をつぶりましょう。
　
当時の価格と販売台数は以下の通り。
■Alfa 147 Linea Rossa シリーズ
2.0 ツインスパーク (5速マニュアル、3ドア、右ハンドル)
311万8500円 ・限定販売台数 40台
2.0 ツインスパーク (5速マニュアル、5ドア、左ハンドル)
317万1000円 ・限定販売台数 60台
2.0 ツインスパーク セレスピード (ATモード付き5速シーケンシャル、3ドア、右ハンドル)
325万5000円 ・限定販売台数 40台
2.0 ツインスパーク セレスピード (ATモード付き5速シーケンシャル、5ドア、右ハンドル)
336万円 ・ 限定販売台数 260台

■Alfa 156 Linea Rossa シリーズ
2.0 JTS (5速マニュアル、右ハンドル)
407万4000円 ・限定販売台数 30台
2.0 JTS セレスピード (ATモード付き5速シーケンシャル、右ハンドル)
428万4000円・限定販売台数 120台
2.5 V6 24V Qシステム (MTモード付き4速AT､右ハンドル)
459万9000円・限定販売台数 50台

■Alfa 156 スポーツワゴン Linea Rossa シリーズ
2.0 JTS セレスピード (ATモード付き5速シーケンシャル、右ハンドル)
438万9000円・限定販売台数 50台
2.5 V6 24V Qシステム (MTモード付き4速AT､右ハンドル)
470万4000円・限定販売台数 50台

…なのですが、さらにリネア ロッサ全体で300台限定という縛りがありました。つまり上記の限定数は上限という意味で、実際にはその台数は販売されていないというわけです。

原稿を書いている時点で探してみると、147と156で6件ヒット。150万円程度から300万円以内で探せます。下の検索窓に「リネアロッサ」と入れてみてください。
※リネアとロッサの間に空白を入れなくても検索できます。