忍者屋敷のような空間と、スカイルーフが魅力

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こんにちは!実川幸です。
このコーナーも3回目となりました。 都内のCAFEで打ち合わせをしていた時のこと、「次はどんなクルマに試乗したい?」という話になり、「フィットかな~?」と答えました。
テレビCMの印象が強くて気になってたクルマの一台だったんです。2001年に登場して爆発的なヒットとなったホンダのフィットですが、2007年にフルモデルチェンジ。初代フィットのいいところを残しながら、弱点を改良したという感じですね。
ここまで長く愛されるのは何があるんだろう?

今回、幸が試乗したホンダのフィットは、1.3LのグレードはLです。
全体的なイメージからすると・・・家ですか?
室内空間がすごく広くて開放的で、忍者屋敷みたい。運転席と助手席の空間が広くて、すっきりした作りなので外から中が丸見え!しかもオプションのスカイルーフを付けた日にはもう・・・クルマから夜空を眺めていてください!!としか言えませんね。
そのくらい開放感があるんです。

忍者屋敷と言ったのは、簡単にいろんな空間が作れるトランクと後部座席があるからです。組み合わせ次第で何通りもの収納スペースが作れます。
たとえば幸は…よくゴルフに行くので後ろのシートを倒してゴルフバッグを置くかな? 後部座席のシートを倒すのもワンタッチだから、難しい操作は何もいりません。トランク部分にもネットが付いていたり、引き出しがついていたり細かいところにも気を使っています。
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ここまでくると文句のつけようのないクルマと言いたいところですが、運転席回りのデザインがいまひとつなんですね。外装のデザインや収納スペースの作りはかっこいいのにもったいない。使いやすさを重視したからだと思うんだけど、運転席回りのデザインが少々古い感じがします。
幅広い年代層に受けると思うけど、一番大切な所が…う~んって感じです。ただ、夜になると照明がオレンジなので、カッコいいのですが。

フルモデルチェンジに伴い、ミッションとエンジンも変わりました。
旧型は普通のCVTでしたが、この新しいフィットのCVTには、トルクコンバーターが付きました。トルクコンバーターが付いたことによってどうなったかというと…発進したときや高速道路での合流時にすごく力強くなりました。エンジンも大幅に改良され、1.3Lでは86psから100psに。燃費も向上してるそう…すごい。

ヴィッツと比べると、微妙にタイプが違うから甲乙つけがたいんだけど、同じ排気量ながら外装のデザインと開放的な空間と収納力でフィットの勝ちかな。内装の運転席回りのデザインを見るとヴィッツの勝ちなんだけど…オプションのスカイルーフ(10万5000円)で、広い室内空間がさらに広がるのは、ポイントが高い!!
幸は、フィットのほうが欲しいです。お値段も134万4000円ということなら十分お値打ちなコンパクトカーだと思います。

Text/実川幸