9月はロードスターにとって特別な月。覚えておきたい限定車をまとめてみた
カテゴリー: クルマ
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2015/09/01
NAロードスターには多くの限定車が存在
9月といえばマツダファン、そしてロードスターファンには大切な月。1989年9月1日、初代ロードスター(ユーノスロードスター)が発売開始となったからです。
現行型となるND型ロードスターは昨年9月、日本、アメリカ、スペインの3都市でワールドプレミア。そしてこの時期は筑波サーキットで「メディア対抗ロードスター4時間耐久レース」(サーキットではロードスターファン向けのイベントも併催されます)が開催されるなど、ロードスターのお祝いの月なんですね。
25年以上も世界中で愛されるロードスターは、数々の限定車、特別仕様車が設定されたことでも知られています。今回は特にエポックメイキングだったものを紹介! 一緒にロードスターの思い出に浸ってみませんか?
初代NAロードスター編
今や絶滅してしまったリトラクタブルヘッドライトを採用した初代ロードスター。8年以上生産されたロングセラーモデルだけあり、最も多くの限定車が登場しました。
■J-LIMITED〈1991年7月〉
ロードスター初の特別限定車で、限定800台の発売。予約希望者が殺到し、なんと発売当日に予約受付を終了。その後抽選でオーナーが決まるという事態に発展しました。
■M2 1001〈1991年12月〉
M2とはマツダ傘下の商品企画会社で、ユーザーと直接コミュニケーションを行うことで新たな価値を創造しようと設立されました。M2の第1弾モデルがロードスターをベースに専用フロントノーズや専用バケットシートなどが採用されたM2 1001。300台の限定モデルでした。
■Sリミテッド〈1992年12月〉
カタログモデルのSスペシャルをベースに内装を赤でまとめたモデル。シートは本革でした。ホイールはBBSの14インチでお洒落! 1000台限定発売。
■SRリミテッド〈1997年8月〉
後期型Mパッケージ車をベースに、新色としてシャストホワイトと専用色としてスパークルグリーンメタリックを設定。部分革&ヌバック調バケットシート、トルセンLSDなどを装備したモデルで、700台の限定。
2代目NBロードスター編
リトラクタブルヘッドライトが廃止された最初のモデル。エンジンは1.6Lと1.8Lがあり、MTは1.6Lが5速、1.8Lが6速となりました。
■10周年記念車〈1999年1月〉
世界限定7500台が作られた記念モデルで、新色のイノセントブルーマイカ、青幌、バフ仕上げホイールなどが採用されました。日本には500台が割り当てられました。
■マツダスピードロードスター〈2001年5月〉
マツダスピードの純正エアロパーツをフル装備したうえで専用色であるスターリーブルーマイカでボディを塗装。車高調、マフラー、エキマニなどもマツダスピードのものに換えられたモデル。限定200台が発売されました。
■ロードスターターボ〈2004年2月〉
ロードスター=NAエンジンですが、2004年にはターボを装着した350台の限定車が発売されます。最高出力が126kW(172ps)/6000rpm、最大トルクは209N・m(21.3kg-m)/5500rpmに。ヘッドライトレンズがクリアブラックになっています。
3代目NCロードスター編
排気量が2Lへと拡大された3代目ロードスター。このモデルで全幅が1720mmとなり3ナンバーとなりました。この代では台数限定モデルは少なくなっています。
■Blaze Edition〈2006年12月〉
期間限定で発売された特別仕様車で、RSやVSなどをベースに17インチの専用BBS鍛造ホイールや専用クロムパーツ、専用クリアタイプパーツなどを装着。インテリアには専用のサンドベージュレザーシートが備わります。
■25周年記念車〈2014年5月〉
ロードスターの生誕25周年を記念して企画された限定車。ソウルレッドプレミアムメタリックの専用ボディ色にブリリアントブラックのリトラクタブルハードトップのエクステリアが特徴で、ピストン、コネクションロッド、フライホイールはベストバランスを求めて厳選したものが使われています。国内販売台数は25台!
これらの限定車は運が良ければカーセンサーで見つかるかもしれませんよ。ただ、どれも人気モデルだけに争奪戦は必至。さらにプレミアム性があるので相場は一般的なロードスターより高いことは覚悟してください。
それでも数少ないモデルをじっくり時間をかけて探すのも中古車選びの醍醐味。現行型のNDにはどんな限定車や特別仕様車が出るかを楽しみにしつつ、気に入ったロードスターを中古車で探してみてくださいね。