トヨタ コンパクトSUV予想イラスト|ニューモデル速報

日産ジュークとデュアリスのスマッシュヒットによって、世界中で注目されるようになったBおよびCセグメントのSUV。トヨタは、このカテゴリーに対して出遅れている。そんな状況を逆転せんと、どうやら新型車を投入するようだ。

トヨタ起死回生のコンパクトSUV

2015年秋に予告モデルが登場!?

コンパクトSUVは、欧州メーカーもこぞって参入する今もっとも熱いマーケットのひとつ。この市場で日本自動車メーカーの雄、トヨタが出遅れた理由を、まずは振り返ってみよう。

5年ほど前の記事でもお伝えしたとおり、トヨタはist後継車を兼ねた新しいクロスオーバーSUVを開発していた。しかし、市場の動向や他モデルの開発、プラットフォーム戦略との兼ね合いから計画が遅延していたのだ。

では、トヨタはこの市場へいつ参入するのか。どうやらそれは2016年初頭となるようだ。

その根拠は、TNGA(トヨタニューグローバルアーキテクチャー)によるプラットフォームの刷新にある。2015年夏にデビューする次期プリウスからこの新プラットフォームが採用されるのだが、その後、スモールSUVにもこのシャシーが用いられる予定だからだ。

そもそもスモールSUVは当初、ヴィッツ系のプラットフォームが用いられるはずだったが、大径タイヤを履かせられるほどのポテンシャルがないなどの理由で開発が見直された。そういった経緯から考えるに、新プラットフォームの登場により事態は大きく動き出すことになるだろう。

気になるパワートレインは、1.2Lターボと1.8Lハイブリッドがメインとなる。欧州向けにはディーゼル車もラインナップされるようだが、BMW製のエンジンが用いられることも考えられる。

発表は前述のとおり2016年初頭になる予定だが、2015年秋のフランクフルトモーターショーでコンセプトモデルが出品される可能性もある。

※2014年6月10日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

大ヒットした初代から一転、2代目istは海外市場も視野に入れてボディを拡幅した。なお、現行istは2015年までに生産が終了される予定だ

大ヒットした初代から一転、2代目istは海外市場も視野に入れてボディを拡幅した。なお、現行istは2015年までに生産が終了される予定だ

このジャンルの先駆車となった日産ジューク。2014年夏にマイナーチェンジが予定されている。新開発の1.2Lターボエンジンが搭載されるようだ

このジャンルの先駆車となった日産ジューク。2014年夏にマイナーチェンジが予定されている。新開発の1.2Lターボエンジンが搭載されるようだ

予想発表時期2016年1月
全長×全幅×全高4290×1785×1560(mm)
搭載エンジン1.2L 直4ターボほか
■Photo&Text/マガジンX編集部